ジューダス・プリースト、衝撃のラスト・ワールド・ツアー最終日を完全収録
ヘヴィ・メタル界に激震が走ったジューダス・プリースト最後のワールド・ツアー、その名も「エピタフ」。2011-2012年に世界各地で行われたこの惜別ツアーは、日本では記憶に新しい2012年2月に行なわれた。
キャリアを総括する完璧な選曲・演奏・演出をこれ以上ないほど日本のファンの脳裏に焼きつけ、オーディエンスの大合唱とともに幕を閉じた。そして、最後の最後にロブ・ハルフォードがステージ上で深々と長い敬礼をし、静かに去って行ったあの雄姿はあまりに美しかった…同時に、鋼のごとくアグレッシヴに攻め続けた他のメンバー:グレン・ティプトン、イアン・ヒル、リッチー・フォークナー、スコット・トラヴィスから自然と放たれた感謝の念のこもった温かな眼差しによって、どこか清々しい余韻さえ残したのだった。やはりプリーストこそ“メタル・ゴッド”であり、他のどんな屈強なバンドが現れようとも、その称号を得ることは永遠にないことを証明するツアーでもあったのだ。
そして1年・37ヵ国に及んだツアー最終日、2012年5月26日ロンドンはハマースミス・アポロにて、40年間に渡るロード生活に終止符を打ち、ここに “メタル墓碑銘”が刻印された。
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2013年05月28日 18:35