注目アイテム詳細

巨星、サヴァリッシュ追悼企画~ワーグナー:初期3作がセット化

サヴァリッシュ

2013年2月22日に亡くなったドイツの名指揮者、ヴォルフガング・サヴァリッシュによるワーグナー初期三作の録音がセットになりました。
ワーグナー指揮者として高名だったサヴァリッシュは、ワーグナーの没後100年に当たる1983年にバイエルン国立歌劇場でワーグナーの全オペラを演奏、この時、珍しい「妖精」、「恋愛禁制」、「リエンツィ」の3作を取り上げ話題となりました。
サヴァリッシュのバイエルン時代を代表する大偉業と言えるものですが、これら3作はライヴ録音され、まず「妖精」が、しばらくして「恋愛禁制」と「リエンツィ」がORFEOから発売されました。いずれもサヴァリッシュとバイエルン国立歌劇場の優秀なオーケストラと合唱団による優秀な演奏というのが嬉しいものです。
歌手も大物が投入されています。
「妖精」にはクルト・モルの他、若き日のシェリル・ステューダー、ジューン・アンダーソン、ヤン=ヘンドリック・ロータリンクらが加わっています。
「恋愛禁制」はなんと言ってもヘルマン・プライが目玉、そしてローベルト・シュンクとザビーネ・ハスが加わっています。
「リエンツィ」は、極め付けのルネ・コロのタイトルロールを筆頭に、ステューダー、ロータリングも参加。本来男装メッゾソプラノ役のアドリアーノを、オランダ出身のハイバリトンのヨーン・ヤンセンに歌わせているのが特徴です。
いずれにおいても、準主役、脇役にはバイエルン国立歌劇場の優秀なアンサンブル歌手たちが支えており、ローラント・ヘルマン、ノルベルト・オルト、カール・ヘルム、フリードリヒ・レンツ、ローラント・ブラハト、キース・エンゲンなど、実力派の名前が並んでいます。

※BOXの仕様は30ミリ厚の紙製クラムシェルタイプで、お得な9枚組特別価格での発売となります。

【曲目】
ワーグナー:「妖精」
クルト・モル(Bs 妖精の王)
リンダ・エスサー・グレイ(S アーダ)
カリ・レヴァース(S ファルツァーナ)
クリスツィナ・ラキ(S ツェミーナ)
ジョン・アレクサンダー(T アリンダル)
ジューン・アンダーソン(S ローラ)
ローラント・ヘルマン(Br モラルト)
ヤン=ヘンドリック・ロータリンク(Bs ゲルノート)
シェリル・ステューダー(S ドロラ)
ノルベルト・オルト(T グンター)
カール・ヘルム(Bs ハラルト)
フリードリヒ・レンツ(T 使者)
ローラント・ブラハト(グロマの声)
ヴォルフガンク・サヴァリッシュ(指揮) バイエルン放送交響楽団、合唱団
録音: 1983年7月、ミュンヘン(ライヴ)

ワーグナー:「恋愛禁制」
ヘルマン・プライ(Br フリードリヒ)
ヴォルフガング・ファスラー(T ルツィオ)
ローベルト・シュンク(T クラウディオ)
フリードリヒ・レンツ(T アントーニオ)
キース・エンゲン(Bs アンジェロ)
ザビーネ・ハス(S イザベラ)
パメラ・コバーン(S マリアーナ)
アルフレート・クーン(Bs ブリゲッラ)
ライムント・グルンバッハ(Br ダニエリ)
マリアンネ・ザイベル(S ドレッラ)
ヘルマン・シャペル(Br ポンティオ・ピラト)
ウォルフガング・サヴァリッシュ(指揮) バイエルン国立管弦楽団、バイエルン国立歌劇場合唱団
録音: 1983年7月、ミュンヘン(ライヴ)

ワーグナー:「リエンツィ」
ルネ・コロ(T リエンツィ)
シェリル・ステューダー(S イレーネ)
ヤン=ヘンドリク・ロータリング(Bs シュテファノ・コロンナ)
ヨーン・ヤンセン(Br アドリアーノ)
ボド・ブリンクマン(Br パオロ・オルシーニ)
カール・ヘルム(Bs 枢機卿)
ノーベルト・オルト(T バロンチェリ)
キース・エンゲン(Bs チェッコ・デル・ヴェッキオ)
カルメン・アンホルン(S 和平の使者)
ライムント・グルムバッハ(Br ミラノ公使)
ハンス・ヴィルブリンク(Br ロンバルディア公使)
フリードリヒ・レンツ(T ナポリ公使)
アルフレート・クーン(Bs バイエルン公使)
ヘルマン・ザペル(T 伝令)
ウォルフガング・サヴァリッシュ(指揮) バイエルン国立管弦楽団、バイエルン国立歌劇場合唱団
録音: 1983年7月6日、ミュンヘン(ライヴ)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ワーグナー&ヴェルディ

掲載: 2013年06月04日 13:11

更新: 2013年06月04日 13:42