ジョージ・デュークのニュー・アルバム『ドリームウィーヴァー』
心から溢れでる素直なメロディ。
妻を亡くし情熱を失いながらも、朝日を見たときに心から溢れたものは妻への素直な気持ちだった。
伝説の作曲家/ピアニストが、スタンリー・クラークをはじめとする盟友と織りなす夢のメロディ。
ジャズ~フュージョン~ディスコ・サウンドと、時代と共に変容を遂げ数多くの名作を残してきたジョージ・デューク。
決してアイデアは枯渇することなく、コンスタントに作品を発表し続けてきた彼が、妻を失い音楽に向き合えなくなった。
しかし「朝日を眺め、心を空にして自問したときに、また新たなメロディが浮かんだんだ」。
亡き妻へ送る素直な気持ちを曲にして、自ら「ここ数年で最もありのままの自分を表現したアルバム」と評する意欲作、ついに完成。
【パーソネル】
ジョージ・デューク(vo、Fender Rhodes、Wurlitzer、synths、mini moog、drum programming)
ポール・ジャクソン Jr.(g)、ジェフ・リー・ジョンソン(g)、ラリー・キンペル(b)、ゴードン・キャンベル(ds)、ダニエル・ヒギンス(fl)、エヴァレット・ハープ(as)、カマシ・ワシントン(ts)、ゲイリー・グラント(tp)、スタンリー・クラーク(b)ほか
【収録曲】
1. ドリームウィーヴァー
2. ストーンズ・オブ・オリオン
3. トリッピン
4. アシュトレイ
5. ミッシング・ユー
6. トランジション 1
7. チェンジ・ザ・ワールド feat. レイラ・ハサウェイ / ジェフリー・オズボーン / ロリ・ペリー / ビービー・ワイナンズ /ディラ・ソーガンディ / フレディ・ジャクソン / テリー・デクスター / ケネディ・ヒュースリア
8. ジャズマタズ
9. ラウンド・ザ・ウェイ・ガール
10. トランジション 2
11. ブラウン・スニーカーズ
12. ユー・ネヴァー・ノウ
13. ボール & チェーン feat. ティーナ・マリー
14. バーント・ソーゼージ・ジャム
15. ハッピー・トレイルズ
追悼ジョージ・デューク
新作『ドリームウィーヴァー』のリリースからわずか1か月、まさかジョージ・デュークの訃報が届くとは…、思ってもみませんでした。
ジョージ・デューク。慢性リンパ性白血病のため8月6日ロサンゼルスの病院にて永眠。享年67歳でした。
フュージョンが産声を上げ始めた1970年代のMPS時代、ヒット作『ブラジリアン・ラヴ・アフェアー』などを残したEPIC/CBS期、スタンリー・クラークとのクラーク/デューク・プロジェクトなど、多くの名作は永遠に聴き継がれることでしょう。
生前のご功績を忍び、謹んで哀悼の意を表します。