THE MACKSHOW、新章突入!豪速球アルバムをリリース
皮ジャン、ポマード、スリー・コード。甘く切ないグッド・メロディにキレッキレの腰にくるトゥイスティン・ロックンロール。今やジャパニーズ・ロックンロールの代名詞、唯一無二の純国産車ロックンロール・シンガロング・バンド、ザ・マックショウ。2012年・昭和八十七年、結成十周年を迎え、2013年・八十八年四月には節目として日本青年館にてワンマン・コンサートを開催。全国各地からマック・ボーイ、マック・ガールが駆けつけ大盛況。ほぼ無告知にも関わらず、Ustream視聴数日本記録を樹立。ロックンロール・フィーバーの余韻に浸る暇もなく、早くも新作の制作にとりかかり、本格始動します。次のステージに向けて新たなスタートを切る、ロックンロール新章第一弾!不毛地帯とまで言われた日本ロックンロールを全国区へと牽引し、なおかつ進化し続ける、ブレない男たちのブレないサウンド。よりシンプルにストレートに削ぎ落とされたサウンドは、バック・ビートなドライヴ・ビート!ハート・ビートはエイト・ビート!通算10作目となるオリジナル・フル・エイトビート・アルバム!昭和八十八年式初期型ロックンロールでキメる新型マックショウ ”狂騒天国” エンジン始動!
THE MACKSHOW ザ・マックショウ
KOZZY MACK コージーマック(Vo.Gt)
TOMMY MACK トミーマック(Ba.Vo)
BIKE BOY バイクボーイ(Dr.Vo)
【レビュー by 国広克典】
共に広島市出身・THE COLTSのメンバーである岩川浩二(コージーマック/Vo,Gt)とトミー神田(トミーマック/Ba,Vo)を中心に昭和七十七年(2002年)結成。まさに絶滅寸前・壊滅状態であった日本ロックンロール界に、覆面グループとして突如彗星のごとく現れ、全国のグッドオールド・ボーイズ~コアなロックンローラーから、ヤングなロックンロール・ファンまで震撼させる。持ち前のトゥスティン・ビートにグッドメロディは初期ビートルズやキャロルがそうだったように、愚直なまでに正直で、どこまでもシンプル。踊れて笑えて、泣けて歌えてグっと来る、シンガロング・ロックンロール。王道をさらに発展させた活動を精力的に進行中、昭和八十八年最新型「俺たちの」ロックンロール・バンド!
2013年4月には日本青年館にてワンマン・コンサートを開催。5月にはタワーレコード主催のライブ・イベント「MAVERICK KITCHEN VOL.5」に出演。昨年結成10周年を迎え、更にアクセル全開で突っ走る純国産ロックンロール・バンド、ザ・マックショウが通算10作目となるオリジナル・アルバム『狂騒天国』をリリース!ゲスト参加なし、メンバー3人だけで創り上げたロックンロール・レコード『狂騒天国』。1曲目”狂騒天国”から<間違いない>。今回のアルバムも間違いないのだ。
ラモーンズは、<どれ聴いてもおんなじ>みたいな表現で語られることが多い。確かにそれは間違いではない。でも間違いでもある。全てのオリジナル・アルバムを聴くと、毎回違ったアプローチが必ずある。<THIS IS ラモーンズ>な楽曲の中にちょっとしたスパイスが入っている。そして、もっと言ってしまえば、<金太郎飴的なロックンロール>のどこが悪い?ということになる(笑)。こっちだってバカじゃない。同じことただ繰り返されてるだけなものに、お金は払わない。じゃあ、なぜ金を払うのか?それは、メロディーへの絶対的な信頼感だと思う。ラモーンズの卓越したメロディーセンス。ラモーンズのズバ抜けたグッド・メロディーにヤラれちまってる訳です。だからラモーンズのアルバムの中でも、好きな作品、そうじゃない作品がある。全部同じだったら、アルバムのよっての好き嫌いなんか存在しない。
ちょっと話が逸れたけど、ザ・マックショウにも同じことが言える。甘くて、切なくて、どこかノスタルジックなメロディー。勝手にケツを振らされてしまうゴキゲンなロックンロール・ミュージック。それがザ・マックショウ。1作目から変わらないザ・マックショウの世界。今作もグッド・メロディーの連射にメロメロにとろけて欲しい。ザ・マックショウのメロディーは恐ろしく中毒性が高い。そこから抜け出せない人も多数いると思う(笑)。1度ハマったら病みつきになってしまうんだ、ザ・マックショウのメロディーって。KOZZY MACKはメロディー・メイカーとしてもっと評価されるべきと思ってるのは僕だけじゃないはずだ。
今作も初回盤はDVD付き、通常盤は初回盤未収録曲が2曲収録されている。DVDには2013年4月の日本青年館でのワンマン・コンサートから数曲のライブ映像を収録。通常盤に収録されているサンハウス”ロックンロールの真最中”も鳥肌もんのカッコよさだ。
音源を聴いて気になったら、ぜひライブに足を運んで頂きたい。会社や学校、家庭でイヤなことあるんだったら、なおさらザ・マックショウのライブに来ればいい、とライブを観るたび本当に強く思う。そんなモヤモヤした気持ちなんて、ザ・マックショウのロックンロールが一発で吹き飛ばしてくれるはず。そこには無条件に楽しさしかないから。そう、ザ・マックショウは間違いないのだ。
【ザ・マックショウ / 狂騒天国 Official Trailer】
【ザ・マックショウ タワーレコードオンライン限定メッセージ動画】