“VINTAGE COLLECTION +plus”特別編 渋谷店リニューアル1周年記念
ユニバーサル ミュージックのご協力による『タワーレコード“ヴィンテージ・コレクション+plus”』特別編としまして、昨年秋に発売しました「渋谷店クラシックフロア リニューアル記念 イングリット・ヘブラーの芸術」に続き、今年はリニューアルの1周年としまして5タイトルを11/15に発売いたします!
在庫量含めリアル店舗では世界一を目指したクラシックフロアとして、更なる高みに到達しました渋谷店7Fはまさにファンにとってたまらない場所です。しかしながら今回のラインナップは、通常のいわゆる純粋なクラシック・ファンに対して直球勝負ではない、あえて"外した"セレクトをお届けいたします。渋谷店の守備範囲の広さにも起因する今回の発売アイテムには、かなりのレア盤も含まれています。通常良く聴いているカテゴリー以外での新たな"発見"もまた、音楽を聴く醍醐味です。自信を持ってお勧めする今回の5作は、元々のファンの方以外でも楽しめる内容のものばかりです。まさに1枚1枚手に取っていただきたい作品の最右翼として選びました。
DGにハーモニカのアルバムがあったことはほとんど知られていないでしょう。まさに超レアなこの盤は今回が世界初CD化。1958年録音とは思えない瑞々しい録音とハーモニカという楽器の可能性の深さに驚かれるはずです。クラシック・ファン以外の方々にもぜひ聴いていただきたい逸品です。
今年はワーグナー・イヤーということで様々な盤が発売されていますが、ちょっと趣向を変えて「フィリップ・ジョーンズ・アンサンブル」が演奏した珠玉の演奏はどうでしょう。ブラス・アンサンブルの代名詞として有名な彼らの晩年のこの盤は、アンサンブルの枠を超えてワーグナーを純粋に味わうことができます。
そして今年は一時代が終わりを迎えた年でもありました。シカゴ響を長年支え、神様と言われたハーセスが4月に亡くなりました。彼の音は多くのオケ録音で聴くことができますが、ほぼ唯一と言ってよい協奏曲録音(ハイドン)を含めた「シカゴ交響楽団の首席奏者たち」のアルバムは絶品です。
合唱作品を超えて有名であって、かつてはブームもあったアレグリの「ミゼレーレ」が入ったウェストミンスター大聖堂聖歌隊によるルネサンス宗教曲集も久々の復刻。数ある同曲になかでも自信を持ってお勧めできる名盤です。
最後はハープ界を長年支えたサバレタのソロ・アルバムを。2013年は彼の没後20年でした。DGレーベルには録音初期から多くのアルバムを残し、特にLP時代には世界的に売れた彼のアルバムは現在では廃盤が多い状況です。得意なスペイン作品とフランス作品という、オリジナルでは2枚のアルバムを収めた今回発売の盤は、まさに彼の至芸が堪能できる素晴らしい演奏です。こちらの作品もまた、多くの方に聴いていただきたい名盤のひとつです。
今回もアナログ録音に関しましてはこれまでと同様、マスター・テープに遡り24bit/192khzでデジタル変換したハイビット・ハイサンプリング音源をCDマスターに使用しましたので、これまで以上に鮮明な音質が蘇っております。
*尚、下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。
レアなオール・ハーモニカ・アルバムを世界初CD化!超絶演奏&超優秀ステレオ録音。
ハーモニカ/ジョン・セバスチャン
※世界初CD化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用
※解説:炭山アキラ氏、長谷川勝英氏訳
【収録曲】
1.フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ:ソナタ 第1番 ヘ長調
2.ゲオルク・フィリップ・テレマン:ソナタ 第1番 ト短調
3.ヨハン・セバスティアン・バッハ(セバスチャン編):イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807から ブレー
4.ダリウス・ミヨー:ハーモニカとオーケストラのための《イギリス組曲》から 水夫の歌
5.アラン・ホヴァネス(セバスチャン編):7つのギリシャ民族舞曲 作品150から
第1曲:セリブリアのシルトス
第2曲:スィート・バジル ― 緑
第3曲:カラグーナ
第4曲:ツァコニア舞曲
第5曲:牧歌
第6曲:スースタ
6.モーリス・ラヴェル(セバスチャン編):亡き王女のためのパヴァーヌ
7.ジョン・セバスチャン:フラメンコ風練習曲
【演奏】
ジョン・セバスチャン(ハーモニカ)
レナート・ジョシ(チェンバロ、ピアノ)(1-6)
【録音】
1958年5月20-21日 ベルリン、イエス・キリスト教会
【原盤】
Deutsche Grammophon
名アンサンブルの活動末期の名演。栄光の伝統が結実した至高のワーグナー。
ワーグナー・コンサート/フィリップ・ジョーンズ・アンサンブル
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※解説:三浦淳史氏、保柳健氏
【収録曲】
リヒャルト・ワーグナー:
1.祝典行進曲(ウィンターボトム編)
2.楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》から 第3幕への前奏曲(ウィンターボトム編)
3.歌劇《タンホイザー》から 大行進曲(ハルトマン編)
4.歌劇《ローエングリン》から 第3幕への前奏曲と婚礼の合唱(ウィンターボトム編)
5.楽劇《神々のたそがれ》から ジークフリートの葬送行進曲(ゴットフリー編)
6.楽劇《ラインの黄金》から ヴァルハラ城への神々の入場(オニール編)
【演奏】
フィリップ・ジョーンズ・アンサンブル (吹奏楽編成)
エルガー・ハワース(指揮)
【録音】
1984年3月26-27日 ロンドン、ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール
【原盤】
DECCA
シカゴ響の栄光の歴史を彩る名手達の饗宴。久しぶりの再発!
シカゴ交響楽団の首席奏者たち/ハーセス(Trp)、クレヴェンジャー(Hr)、エリオット(Fg)、スティル(Ob)、ジェイコブス(Tub)、アバド、バレンボイム、シカゴ交響楽団
※国内初CD化(5)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用(5)
※解説:木幡一誠氏
【収録曲】
1.ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K.447
2.同:ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191 (186e)
3.同:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 (285d)
4.フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1
5.レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:バス・テューバと管弦楽のための協奏曲
【演奏】
デール・クレヴェンジャー(ホルン)(1)
ウィラード・エリオット(ファゴット)(2)
レイ・スティル(オーボエ)(3)
アドルフ・ハーセス(トランペット)(4)
アーノルド・ジェイコブス(テューバ)(5)
シカゴ交響楽団
クラウディオ・アバド(指揮)(1-4)
ダニエル・バレンボイム(指揮)(5)
【録音】
1977年3月(5)、1981年2月21-23日(1)、1983年3月1-5日(3)、1984年2月4日(2,4) シカゴ、オーケストラ・ホール
【原盤】
Deutsche Grammophon
名曲アレグリの「ミゼレーレ」を中心とした至福のルネサンス宗教曲集。久々の再発!
アレグリ:ミゼレーレ/ルネサンス宗教曲集/スティーヴン・クレオバリー、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
※歌詞対訳付
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※解説:菅野浩和氏、菅野浩和氏訳
【収録曲】
1.ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナ(c.1525-1594):神に歓喜せよ
2.同:罪を犯す我
3.同:汝はペテロなり
4.アントニオ・ロッティ(c.1667-1740):十字架につけられ
5.トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア (1548-1611):シオンよ、賛えよ
6.グレゴリオ・アレグリ(1582-1652):ミゼレーレ(我を憐れみたまえ)
7.クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):おんみを崇めん、キリストよ
8.同:主にむかいて新しき歌を歌え
9.フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):サルヴェ・レジーナ
10.ジョヴァンニ・ガブリエリ(1557-1612):神に歓呼せよ
【演奏】
アンドルー・ライト(オルガン)
ソール・カーク(ボーイ・ソプラノ)(6)
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
スティーヴン・クレオバリー(指揮)
【録音】
1983年6月 ロンドン、ウェストミンスター大聖堂
【原盤】
DECCA
サバレタ没後20年企画。初出時オリジナルの形態で2枚のアルバムを復刻。
フランス&スペイン・ハープ作品集/ニカノール・サバレタ
※初セット化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(24bit、192khz)音源をCDマスターに使用
※曲目解説:濱田滋郎氏
【収録曲】
<DISC1>
フランスのハープ作品集
1.マルセル・サミュエル=ルソー(1882-1955):古いノエルによる田園変奏曲
2.ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):ハープためのソナタ
3.アルベール・ルーセル(1869-1937):即興曲 作品21
4.カルロス・サルゼード(1885-1961):夜の歌
5.モーリス・ラヴェル(1875-1937):亡き王女のためのパヴァーヌ
6.マルセル・トゥルニエ(1879-1951):6つのノエル 作品32
7.クロード・ドビュッシー(1862-1918):アラベスク 第1番
8.ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-2013):シシリエンヌ・ヴァリエ
<DISC2>
スペインのハープ作品集
9.イサーク・アルベニス(1860-1909):グラナダ
10.同:サラゴサ
11.同:マジョルカ
12.同:アストゥリアス
13.同:スペイン風タンゴ
14.マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):セレナータ・アンダルーサ
15.ホアキン・トゥリーナ(1882-1949):ピアニスティックな曲集 第1番
16.ヘラルド・ゴンバウ(1906-1971):アプンテ・ベティコ
17.エンリケ・グラナドス(1867-1916):アンダルーサ(スペイン舞曲 第5番)
18.エルネスト・ハルフテル(1905-1989):羊飼い娘の踊り(《ソナティナ》から)
19.エドゥアルド・ロペス=チャバーリ(1871-1970):ムーア風の古い城(《物語と幻想》第5番)
【演奏】
ニカノール・サバレタ(ハープ)
【録音】
1971年9月 マドリード(DISC2)、1977年12月 ミュンヘン(DISC1)
【原盤】
Deutsche Grammophon
カテゴリ : ニューリリース | タグ : タワーレコード オリジナル企画 ユニバーサル・ヴィンテージ・コレクション
掲載: 2013年10月11日 12:00