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『VINTAGE COLLECTION +plus』特別編 生誕100周年 ラファエル・クーベリック名盤選 Vol.1

『VINTAGE COLLECTION +plus』特別編 生誕100周年 ラファエル・クーベリック名盤選 Vol.1
『VINTAGE COLLECTION +plus』特別編 生誕100周年 ラファエル・クーベリック名盤選 Vol.1(5タイトル)

ユニバーサル ミュージックのご協力による『タワーレコード“ヴィンテージ・コレクション+plus”』特別編としまして、今年(2014年)生誕100年を迎えるラファエル・クーベリックの音源を2回に分けて発売いたします。

 

 

日本では人気の高い指揮者であり、歴史に残る名盤を多く残した名匠ですので、これまでも数多くCD化されてきましたが、歴史的な盤であるにもかかわらず数ある名盤の影に隠れて再発がほとんどされていない、もしくは暫く流通していない音源も数多く残されているのもまた事実です。そのような失われたクーベリックの名盤のいくつかを"名盤選"としまして、2回に分けて再発いたします。
今回記念の年に相応しい企画として、暫く再発が無かったウィーン・フィルとのDECCA音源を中心としたラインナップを組みました。それらにプラスして、DG音源の中でも再発が少ないものや貴重なリハーサル音源も組み合わせた魅力溢れる企画としました。従来の名盤と、これまでタワー企画盤として一部発売してきた盤を含め、総合的にクーベリックの残した偉大な芸術に触れてみてはいかがでしょうか。尚、今回の再発にあたりましても、復刻に際しまして従来通りのコンセプト(マスター音源、初期ジャケット使用等(一部未採用もあり))はそのままです。

 世界的なヴァイオリニスト、ヤン・クーベリックの長男として1914年に生まれたラファエル・クーベリックは戦禍や政治的な理由もあり結果として世界各国で活躍しましたが、自身の根底に流れる血はやはり故郷ボヘミアであり、スメタナやドヴォルザークの演奏では多くの名演を残しました。また、ドイツ・オーストリア音楽にも造詣が深く、歴史的な名盤が多いことでも有名です。不遇と言われているシカゴ交響楽団(MERCURY音源)や、途中DECCAやEMIを経てDGでは看板指揮者として活躍し(晩年はCBS)、世界中にファンが未だ多いこともクーベリックを語る上では欠かせない要素のひとつです。
これまで主にDG録音を中心とした音源は何度も再発されてきましたが、モノ~ステレオ初期に当たるDECCA音源はその後も再録音をした曲が多いこともあり、現在ではほとんどが埋もれたままになっています。何度も録音をしてきた音源もありますが、手兵となったバイエルン放送響以前のウィーン・フィルやベルリン・フィル他の音源もまた、素晴らしいものが多く存在しています。特にステレオ初期のDECCA音源は、これまできちんとした評価がされていなかったと言わざるを得ません。40代であった壮年期のクーベリックの演奏に残されている明快さと重厚さを併せ持ったバランス感覚は、この時代のみとも言えます。生誕100年の記念の年に、これらの音源の再評価が進んでいく事を願ってやみません。

~新しくなった『タワーレコード“ヴィンテージ・コレクション・プラス”』(TOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION +plus)では、これまでのコンセプトを踏襲しつつも、さらなるご愛顧に応えることを目指し、「+plus(プラス)」を末尾に付け加えました。デザインを一新し、オリジナル重視(アートワーク使用の増加、古いマスター音源はできる限り新規に)の姿勢はそのままに、音質の向上(ルビジウム・クロック・カッティングによるハイ・クオリティ・サウンド*を採用)と価格の見直しを行い、セットものはこれまでよりお求め安い価格設定としました。
  *ルビジウム・クロックは人口衛星や超高精度レーザーなどに採用されており、従来のデジタル・オーディオに使用されていた水晶発振の1万倍の精度を誇ります。これをデジタル・プロセスに使用することにより、従来のCDでは得られなかった鮮明、且つ自然な音を実現するものです。
*尚、下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

3/7リリース 5タイトル
3/21リリース 5タイトル
企画・販売:TOWER RECORDS
制作・発売:ユニバーサル ミュージック合同会社

クーベリック最初のブラームス交響曲全集を完全復刻!ステレオ初期の傑作!特別収録曲付き。

ブラームス:交響曲全集、<特別収録>ヤナーチェク:シンフォニエッタ/ラファエル・クーベリック、ウィーン・フィル

※国内盤初セット化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(一部。ブックレット中にも採用)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192khz/24bit)音源をCDマスターに使用
※解説:門馬直美氏、柴田龍一氏、遠藤勝彦氏、解説書15ページ

【収録曲】
<DISC1>
1.ヨハネス・ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
<DISC2>
2.同:交響曲 第2番 ニ長調 作品73
3.同:交響曲 第3番 へ長調 作品90
<DISC3>
4.同:交響曲 第4番 ホ短調 作品98
5.レオシュ・ヤナーチェク:シンフォニエッタ(特別収録)
【演奏】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)
【録音】
1955年3月8-9日 ウィーン、ムジークフェラインザール(5:モノラル録音)
1956年3月24-25日(4)、1957年3月4-8日(2)、9月23-24日(1)、9月28-29日(3) ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ録音)
【原盤】
DECCA

クーベリックの十八番、VPOとの『わが祖国』が国内盤として久々の復刻!

スメタナ:連作交響詩《わが祖国》/ラファエル・クーベリック、ウィーン・フィル

※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192khz/24bit)音源をCDマスターに使用
※解説:歌崎和彦氏、遠藤勝彦氏

【収録曲】
ベドルジーハ・スメタナ:連作交響詩《わが祖国》
【演奏】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)
【録音】
1958年4月3-7日 ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ録音)
【原盤】
DECCA

歴史に残る名盤のひとつ、至高の『グレの歌』。国内盤では約20年振りの再発。

シェーンベルク:グレの歌、プフィッツナー:パレストリーナ3つの間奏曲、他/ラファエル・クーベリック、バイエルン放送響、他

※歌詞対訳付(1)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192khz/24bit)音源をCDマスターに使用
※解説:渡辺護氏、遠藤勝彦氏、福本健氏、渡辺護氏訳、解説書8ページ

【収録曲】
<DISC1>
1.アルノルト・シェーンベルク:グレの歌 ~独唱、合唱、管弦楽のための
<DISC2>
1.同上(続き)
2.ハンス・プフィッツナー:歌劇《パレストリーナ》から 3つの前奏曲 (全曲収録盤より)
3.カール・マリア・フォン・ウェーバー:歌劇《オベロン》 序曲 (全曲収録盤より)
【演奏】
ヘルベルト・シャハトシュナイダー(テノール、ワルデマール)
インゲ・ボルク(ソプラノ、トーヴェ)
ヘルタ・テッパー(メッゾ・ソプラノ、山鳩)
キート・エンゲン(バリトン、農夫)
ローレンツ・フェーエンベルガー(テノール、道化師のクラウス)
ハンス・ヘルベルト・フィードラー(語り手)
バイエルン放送合唱団 (以上:1)
バイエルン放送交響楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)
【録音】
1965年3月9-12 ミュンヘン、ドイツ博物館コングレスザール(1)、
1970年3月(3)、1973年1月、2月(2) ミュンヘン、ヘルクレスザール
【原盤】
Deutsche Grammophon

『オケコン』初演オケであるボストン響との貴重な共演盤!自作も収録。

バルトーク:管弦楽のための協奏曲、クーベリック:弦楽のための4つの形式、ストラヴィンスキー:ロシア風スケルツォ、サーカス・ポルカ/ラファエル・クーベリック、ボストン響、イギリス室内管、ベルリン・フィル

※1975年グラミー賞受賞(1)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(一部。ブックレット中にも採用)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192khz/24bit)音源をCDマスターに使用
※解説:福本健氏、柴田龍一氏、遠藤勝彦氏

【収録曲】
1.ベラ・バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz116
2.ラファエル・クーベリック:弦楽のための4つのフォーム
3.イーゴル・ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
4.同:ロシア風スケルツォ
【演奏】
ボストン交響楽団(1)
イギリス室内管弦楽団(2)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (3,4)
ラファエル・クーベリック(指揮)
【録音】
1963年3月25日 ベルリン、イエス・キリスト教会(3,4)、1969年5月28-30日 ロンドン、ウェンブリー・タウン・ホール(2)、
1973年11月 ボストン、シンフォニーホール(1)
【原盤】
Deutsche Grammophon

アンダ全盛期のシューマン&グリーグ。最上の響き。久しぶりの復刻!

シューマン&グリーグ:ピアノ協奏曲集/ゲザ・アンダ、ラファエル・クーベリック、ベルリン・フィル

※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192khz/24bit)音源をCDマスターに使用
※解説:遠藤勝彦氏、長谷川勝英氏

【収録曲】
1.ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
2.エドヴァルド・グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
【演奏】
ゲザ・アンダ(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)
【録音】
1963年9月23日(1)、9月24日(2) ベルリン、イエス・キリスト教会
【原盤】
Deutsche Grammophon