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『モナリザ』ニール・ジョーダン監督の甘美なハードボイルド傑作がブルーレイ/DVD化!

モナリザ 

『クライング・ゲーム』といった社会派サスペンスとセクシュアルなラヴ・ストーリーを組み合わせた傑作や、近年では、美しいヴァンパイア・シスターを描いた『ビザンチウム』など、妖しく甘美な恋愛物語を、独自のテイストで飾って唯一無二な娯楽映画を創り上げるアイルランドの鬼才、ニール・ジョーダン監督。

ニール・ジョーダンが日本で大きく紹介されたのは、「赤ずきんちゃん」をジョーダン風に解釈したエロティック・ホラー『狼の血族』だが、その次の作品として発表したのが、コールガールと、彼女の失踪した妹さがしを依頼され、彼女とともに行動を共にすることになる刑務所帰りの運転手の切ない関係を描くラヴ・サスペンス『モナリザ』であった。

ジョージ・ハリソンがデニス・オブライエンと設立した製作会社「ハンドメイド・フィルムス」でデヴィッド・リーランドと書き上げたオリジナル脚本をジョーダンが映画化した『モナリザ』。主題歌となるのは、そのタイトル通り、サミー・デイヴィス・ジュニアのロマンティックなスタンダード「モナリザ」である。スコアは、『未来世紀ブラジル』を担当し、映画音楽コンポーザーとしても注目され始めていたマイケル・ケイメンが担当した。

キャストは、主役となる運転手を演じたのが、『コットンクラブ』『未来世紀ブラジル』などの脇役で好演していたボブ・ホスキンス。今年の4月29日に訃報が伝えられたのを記憶されている映画ファンも多いことだろう。

彼がエスコートするコールガールをこの作品が劇場映画デビューとなったキャシー・タイソンが演じた。

ハードボイルドさ、やりきれなさが、ロンドンの夜に溶け合う、まさに「映画」といえる映画に仕上がった。

関連作は、『モナリザ』もヒットした、80年代後期のミニシアター・シーンの代表作をご紹介。

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 初DVD/Blu-ray化 MOVIEリイシュー リイシュー

掲載: 2014年07月15日 16:57

更新: 2014年07月18日 10:44