『マルグリット・デュラスのアガタ』美しきアート映画DVD化!
『愛人 ラ・マン』などの著作の映画化、『二十四時間の情事』『かくも長き不在』の脚本、そして映画監督としても『インディア・ソング』などが映画ファンにも知られる作家、マルグリット・デュラス。デュラスが1981年に監督したユニークなアート・フィルム『アガタ』が、昨年、日本でも劇場で再上映され、そしてDVDが発売されるこことなった。
愛し合いながらも、別れざるを得なかった、兄と妹の再会。そんな情熱のラヴ・ストーリーは、ある風変わりなスタイルで映画化された。それは、すなわち、妹・兄が互いの思いを語り合い、そしてかつての回想も行う。それらの朗読とも告白ともとれる語りが、彼らと思われる、語らない男女、そして彼らが再会した運命の場所、海辺の別荘と思われる風景を映し出しながら、進んでいく。
デュラス自身が監督・脚本・編集、そしてナレーションも務めた、甘美なアート・フィルム『マルグリット・デュラスのアガタ』は、映像詩として楽しむもよし、BGVとして使用するもよし、という美しさである。
関連商品は、デュラスが関わっている作品、そして思索的なヨーロッパ映画を紹介。