「VINTAGE COLLECTION+plus」特別編~没後50年 ピエール・モントゥーの芸術 Vol.2
10/15(水)リリース 7タイトル
企画・販売:TOWER RECORDS
制作・発売:ユニバーサル ミュージック合同会社
ユニバーサル ミュージックのご協力による『タワーレコード“ヴィンテージ・コレクション+plus”』特別編としまして、今年(2014年)没後50年となるピエール・モントゥーの晩年のDECCA&PHILIPS録音他を2回にわたって取り上げます。今回は9/3発売のVol.1に続く第二弾の発売です。このVol.2では、モントゥーの晩年の真骨頂とも言えるロンドン交響楽団と、永年客演を続けたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との録音を取り上げました。尚、今回のリリースをもって、現在発売できるDECCAとPHILIPSの音源のかなりを網羅することになりました。
9/3の発売では、2つのオケを振り分けたベートーヴェンの交響曲全集+序曲集(第九はウェストミンスター・レーベル。「レオノーレ序曲第3番を世界初CD化で収録)をはじめ、DECCAレーベルの主にウィーン・フィルやパリ音楽院管弦楽団との一連の録音を発売いたしました。特にウィーン・フィルとの一連の録音は貴重な共演記録であり、再発売も何度かされていましたが、体系的にはあまりまとまっておりませんでしたので、没後50年の節目にモントゥーの遺産の多くをまとめることができたのは意義があったと考えております。
今回、Vol.2では晩年の名演の舞台となったメインであるロンドン交響楽団とのDECCAとPHILIPSレーベルに残した至芸が、いよいよまとまって発売されます。そしてモントゥーと切っても切り離せないもうひとつのヨーロッパの重要なオケであるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との2曲(+「英雄」第二楽章のリハーサル風景)もまた、この再発売の最後を飾る重要な録音です。これらは「PHILIPS名演集成」として5枚組のBOXにまとめました。
ロンドン交響楽団とのDECCA盤は、オリジナルの発売形態を極力崩さず、今回再発売を行っています。また、盤によっては2つのアルバムを1枚に収録しました。
そして今回の再発に当たりましても、音源は従来のものではなく、一部を除き今回も発売に際してあらたにオリジナルのマスターテープより、192kHz/24bitのハイサンプリング・ハイビットでのデジタル化を行いCDマスターを制作しました。これまでより鮮明で、きめの細かいサウンドが、モントゥー最晩年の貴重の記録として現代に蘇ります。音質にも注目ください。
尚、DECCAで録音されながらRCAレーベルとして発売されました盤は、今回の再発でもオリジナルのジャケットを使用しておりません。DECCAとして再発時のものを使用しておりますので、その点をご了承ください。
~『タワーレコード“ヴィンテージ・コレクション・プラス”』(TOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION +plus)では、これまでのコンセプトを踏襲しつつも、さらなるご愛顧に応えることを目指し、「+plus(プラス)」を末尾に付け加えました。デザインを一新し、オリジナル重視(アートワーク使用の増加、古いマスター音源はできる限り新規に)の姿勢はそのままに、音質の向上(ルビジウム・クロック・カッティングによるハイ・クオリティ・サウンド*を採用)と価格の見直しを行い、セットものはこれまでよりお求め安い価格設定としました。
*ルビジウム・クロックは人口衛星や超高精度レーザーなどに採用されており、従来のデジタル・オーディオに使用されていた水晶発振の1万倍の精度を誇ります。これをデジタル・プロセスに使用することにより、従来のCDでは得られなかった鮮明、且つ自然な音を実現するものです。
*尚、下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。
実際のバレエで培われたモントゥー得意の2曲。特徴あるリズム、推進力に溢れたステレオ初期の名演!
R=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』/チャイコフスキー:バレエ『眠りの森の美女』抜粋/ピエール・モントゥー、ロンドン交響楽団
※ステレオ録音
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz/24bit)音源をCDマスターに使用
※DECCA再発時のジャケを使用
※解説:福島章恭氏、柴田龍一氏
【収録曲】
<DISC1>
1.ニコライ・リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザ-ド』 作品35
<DISC2>
2.ペーター・チャイコフスキー:バレエ『眠りの森の美女』 作品66―ハイライツ
【演奏】
ロンドン交響楽団
ピエール・モントゥー(指揮)
【録音】
1957年6月3,6,13日(2)、7,11,13日(1) キングズウェイホール
【原盤】
DECCA
両曲ともにモントゥー唯一の録音。豊かな響きに支えられた、壮大かつ凝縮力のある演奏!
シベリウス:交響曲 第2番/ドヴォルザーク:交響曲 第7番/ピエール・モントゥー、ロンドン交響楽団
※ステレオ録音
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz/24bit)音源をCDマスターに使用
※DECCA再発時のジャケを使用
※解説:福島章恭氏、松沢憲氏、柴田龍一氏
【収録曲】
1.ジャン・シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 作品43
2.アントニン・ドヴォルザーク:交響曲 第7番 ニ短調 作品70
【演奏】
ロンドン交響楽団
ピエール・モントゥー(指揮)
【録音】
1958年6月18-20日(1)、1959年10月19,20日(2)、 キングズウェイホール
【原盤】
DECCA
気品あるモントゥーの音色を存分に堪能できる1枚。初出時のオリジナル・カップリングを再現。
エルガー:エニグマ変奏曲/ブラームス:ハイドン変奏曲/ピエール・モントゥー、ロンドン交響楽団
※ステレオ録音
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz/24bit)音源をCDマスターに使用
※DECCA再発時のジャケを使用
※解説:福島章恭氏、遠藤勝彦氏、柴田龍一氏
【収録曲】
1.サー・エドワード・エルガー:エニグマ変奏曲 作品36
2.ヨハネス・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
【演奏】
ロンドン交響楽団
ピエール・モントゥー(指揮)
【録音】
1958年6月24-25日(1)、1958年12月8-9日(2) キングズウェイホール
【原盤】
DECCA
得意のフランス・アルバム2種をカップリング。DECCAオリジナルの初出ジャケット・デザインを使用。
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、夜想曲から、ラヴェル:スペイン奇想曲、亡き王女のためのパヴァーヌ、『ダフニスとクロエ』全曲/ピエール・モントゥー、ロンドン交響楽団
※ステレオ録音
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz/24bit)音源をCDマスターに使用(3,4を除く)
※CD 1: 3,4は96kHz/24bitデジタル・リマスター音源を使用
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※解説:福島章恭氏、高木正幸氏、長谷川勝英氏、柴田龍一氏
【収録曲】
<DISC1>
1.クロード・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
2.同:夜想曲から 雲、祭り
3.モーリス・ラヴェル:スペイン狂詩曲
4.同:亡き王女のためのパヴァーヌ
<DISC2>
5.同:バレエ『ダフニスとクロエ』全曲
【演奏】
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団 (合唱指揮:ダグラス・ロビンソン)(5)
ロンドン交響楽団
ピエール・モントゥー(指揮)
【録音】
1959年4月27-28日(5)、1961年12月11-13日(1-4) キングズウェイホール
【原盤】
DECCA
夭折のピアニスト、カッチェン32歳時の共演盤。定評あるフェレンチクとの2番も収録!
ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番&第2番/ジュリアス・カッチェン、ピエール・モントゥー、ヤーノシュ・フェレンチク、ロンドン交響楽団
※ステレオ録音
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz/24bit)音源をCDマスターに使用
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(一部)
※解説:福島章恭氏、牧田英二氏、篠田保道氏、遠藤勝彦氏、柴田龍一氏
【収録曲】
<DISC1>
1.ヨハネス・ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15
<DISC2>
2.ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83
【演奏】
ジュリアス・カッチェン(ピアノ)
ロンドン交響楽団
ピエール・モントゥー(指揮)(1)
ヤーノシュ・フェレンチク (指揮)(2)
【録音】
1959年3月24-25日(1)、 1960年4月12-13日(2) ウォルサムストウ・アッセンブリーホール
【原盤】
DECCA
息子との心温まる共演盤。レアな息子指揮のラヴェル3作品を特別収録。世界初CD化。
モーツァルト:フルート協奏曲 第2番/J.S.バッハ:管弦楽組曲 第2番 他/クロード・モントゥー、ピエール・モントゥー、ロンドン交響楽団、ロイヤル・フィル
※世界初CD化(4-6)
※ステレオ録音
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz/24bit)音源をCDマスターに使用
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット中にも採用)
※解説:福島章恭氏、遠藤勝彦氏、柴田龍一氏
【収録曲】
<DISC1>
1.ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:フルート協奏曲 第2番 ニ長調 K.314
2.ヨハン・セバスティアン・バッハ:管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
3.クリストフ・ヴィリバルト・グルック:精霊の踊り(歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』から)
<DISC2>
4.モーリス・ラヴェル:ボレロ
5.同:ラ・ヴァルス
6.同:亡き王女のためのパヴァーヌ
【演奏】
クロード・モントゥー(フルート)(1-3)
ロンドン交響楽団(1-3)
ピエール・モントゥー(指揮)(1-3)
ロイヤル・フィルハーモー管弦楽団(4-6)
クロード・モントゥー (指揮)(4-6)
【録音】
1963年11月3,4,7,8日(1-3)、1971年1月25日(4-6) ウェスト・ハムステッド・スタジオ3
【原盤】
DECCA
レコード史の至宝!モントゥー最晩年のPHILIPS録音を集成。英雄リハーサル風景付。
モントゥー PHILIPS名演集成/ピエール・モントゥー、ロンドン交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
※ステレオ録音
※日本語訳付(4)
※オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz/24bit)音源をCDマスターに使用(4,5-7を除く)
※CD 3: 5-7は96kHz/24bitデジタル・リマスター音源を使用
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(一部。ブックレット中にも一部採用)
※解説:福島章恭氏、柴田龍一氏、牧田英二氏、遠藤勝彦氏、篠田保道氏、松沢憲氏、高木正幸氏
【収録曲】
<DISC1>
1.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55『英雄』
2.フランツ・シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調 D.759『未完成』
<DISC2>
3.ペーター・チャイコフスキー:バレエ『白鳥の湖』作品20(抜粋)
4.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55『英雄』~第2楽章リハーサル
<DISC3>
5.ヨハネス・ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73
6.同:悲劇的序曲 作品81
7.同:大学祝典序曲 作品80
<DISC4>
8.モーリス・ラヴェル:ボレロ
9.同:バレエ『マ・メール・ロワ』
10.同:ラ・ヴァルス
<DISC5>
11.クロード・ドビュッシー:管弦楽のための映像
12.同:交響的断章『聖セバスチャンの殉教』(カプレ編)
【演奏】
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1,2,4)
ロンドン交響楽団(3,5-12)
ピエール・モントゥー(指揮)
【録音】
1962年7月1-3日(1,4)、1963年11月28, 29日(2) アムステルダム、コンセルトヘボウ
1962年6月(3)、1963年5月18-21日(11,12)、1964年2月(8-10) ロンドン、ウェンブリー・タウンホール
1962年11月 ロンドン(5-7)
【原盤】
PHILIPS
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ユニバーサル・ヴィンテージ・コレクション
掲載: 2014年09月17日 15:13