ヌレエフ版 祝50周年!オルガ・エシナとウラジーミル・シショフのコンビによる美しく表情豊かな『白鳥の湖』
2010年にウィーンでは国立歌劇場とフォルクス・オーパーのバレエ団が合併され、生まれ変わったウィーン国立バレエ団。これを率いるために初代芸術監督として招聘されたのが、パリ・オペラ座でグラン・エトワールと称賛されたマニュエル・ルグリ。
この映像は2014年3月にウィーン国立歌劇場で収録されたチャイコフスキーの三大バレエのひとつ「白鳥の湖」。同じく名作「くるみ割り人形」もC-majorから発売されており、世界最高水準のダンサーたち、奇才ルドルフ・ヌレエフの考え抜かれた見事な演出、美しい衣装や舞台装置は、まさに伝統と革新が融合した見ごたえのある舞台映像でした。
振付を担当したルドルフ・ヌレエフは、1877年の初演時の台本に基づき、ヌレエフが独自に振付と演出を行っており、現代で一般的なプティバ&イワーノフ版とも構成が異なります。ヌレエフ版は、王子目線でストーリーを構築し、ジークフリート一人で溺れ死ぬ悲劇の最期が待ち受けています。ヌレエフ版は1964年にウィーン国立歌劇場で初演され、2014年はちょうど50周年の年にあたります。
オデットを踊るのは現在のウィーン国立バレエ団の顔とも言えるオルガ・エシナ。ジークフリートを演じるのは、「くるみ割り人形」と同じくウラジーミル・シショフ。二人は、数々の名ダンサーを輩出したロシアの名門ワガノワ・バレエ・アカデミーの出身。美しく見栄えの良い二人による踊りは、身体の隅々まで考えられた動き、溢れ出る表現力に心奪われます。
(キングインターナショナル)
【収録内容】
音楽:チャイコフスキー
芸術監督:マニュエル・ルグリ
振付&演出:ルドルフ・ヌレエフ
出演:オデット/オディール:オルガ・エシナ
ジークフリート王子:ウラジーミル・シショフ
ロットバルト:エノ・ペシ
女王:ダグマール・クロンベルガー
家庭教師:クリストフ・ヴェンツェル
執事:ガボール・オベレッガー
王子の友人たち:橋本清香、木本全優、アリス・フィレンツェ、グレイグ・マシューズ
大きな白鳥たちの踊り:ガラ・ジョヴァノヴィッチ、オクサナ・キヤネンコ、ラウラ・ニストル、プリスカ・ツァイゼル
小さな白鳥たちの踊り:マリア・アラティ、イオアナ・アヴラム、玉井ルイ、エステル・レダーン
スペインの踊り:オクサナ・キヤネンコ、フラヴィア・ソアレス、アレクサンドル・トカチェンコ、アンドレイ・テテリン
ナポリの踊り:橋本清香、リチャード・サボー
ポーランドの踊り:アリーナ・クロシュコヴァ、アレクシス・フォラボスコ
ハンガリーの踊り:アリス・フィレンツェ、ミハイル・ソスノフスキー
若い貴婦人たち:マリア・アラティ、イオアナ・アヴラム、エステル・レダーン、レイナ・サワイ、玉井ルイ、ニーナ・トノーリ
ウィーン国立歌劇場オペラ学校の子供たち
ウィーン国立歌劇場バレエ団
オリジナル振付:マリウス・プティパ&レフ・イワーノフ
再演出:マニュエル・ルグリ、アリス・ネシェア、ルーカス・ガウデルナク、ジャン・クリストフ・ルサージュ
装置&衣裳:ルイザ・スピナテッリ
照明:マリオン・ヒューレット
【演奏】
アレクサンダー・イングラム(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
【収録】
2014年3月ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
映像監督:ミヒャイル・ベイヤー
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2014年10月24日 17:07