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アントニーニがハイドン生誕300年の完成を目指した交響曲全集シリーズ第2弾「哲学者」

アントニーニのハイドン「哲学者」


 

スタイリッシュに、克明に。「本物」は仕事を裏切らないイル・ジャルの「全集」第2弾、テーマ設定も憎い名演!
通快古楽盤を連発してきたフランスAlphaレーベルに突如登場、ハイドン生誕300周年となる2032年へ向け、100曲以上あるその交響曲を全曲録音する…という壮大なプロジェクトをスタートさせた「イル・ジャル」の音楽監督ジョヴァンニ・アントニーニ。
昨年リリースされた第1弾(Alpha670)では、ハイドン初期~中期がおもしろくなってきた人が必ずといってよいほど虜になるト短調の傑作「第39番」、意外なまでに演奏機会の少ない「第1番」など痛快な演奏を聴かせてくれましたが、今度の第2弾もやはり充実度たっぷり...
テーマは「哲学者」。同名の交響曲第22番(オーボエではなくコーラングレが使われる、楽章構成も古風な初期の注目作!)を軸に、音楽理論へのこだわりとファッショナブルなコンサート文化のはざまで若きハイドンが何を「しでかした」のかを、エッジの効いたキメ細かい解釈で縦横無尽に聴かせてくれます!和声学や情念の変化など、18世紀音楽ならではのヒントもたっぷり...
必ず収録されるらしい「ハイドン以外」の曲として、今回は大バッハの長男W.F.バッハが最初に書いた、ひねくれ系異色作も。これもセンス抜群、いやらしくなく艶やかに仕上げてくれています。充実解説訳付。(マーキュリー)

【収録曲目】
ハイドン:交響曲全集2「哲学者」
~ハイドン2032プロジェクトVol.2~
1. ハイドン:交響曲第46番 変ロ長調
2. ハイドン:交響曲第22番 変ホ長調「哲学者」
3. W.F.バッハ:交響曲 ヘ長調「不協和音」
4. ハイドン:交響曲第47番 ト長調

【演奏】
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)

好評、アントニーニのハイドン交響曲全集第1弾「ラ・パッショーネ」
バーゼル・ハイドン協会の主導により、アントニーニがイル・ジャルディーノ・アルモニコとバーゼル室内管弦楽団を振り分け、ハイドン生誕300年の2032年に彼の交響曲全107曲録音完成を目指す壮大なプロジェクトの第1巻。受難、情熱を意味する「ラ・パッショーネ」という副題が付いています。まずイル・ジャルディーノ・アルモニコの文字通り疾風怒濤の演奏が鮮烈そのものです。ここでは確かな時代考証、高度な演奏技術、吹き上がるような創意が高い次元で結びついています。同時代のグルック作品を配して様式の近似を示した選曲、解説書冒頭10ページを言葉の無い写真だけとしてアルバム・コンセプトを表現したセンスも秀逸です。 (タワーレコード)
【曲目】
ヨーゼフ・ハイドン(1732~1809):
1.交響曲 第1番 ニ長調 Hob.I:1
2.交響曲 第39番 ト短調 Hob.I:39
3.交響曲 第49番 ヘ短調 Hob.I:49「受難」
クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714~1787):
4.ドン・ジュアン、または石像の宴~無言舞踏劇(1761年初稿版)
※曲順は2→4→3→1

【演奏】
ジョヴァンニ・アントニーニ(フラウト・トラヴェルソ)指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2015年04月14日 17:00