USメタル・シーンのニューウェイヴ、ブラック・ヴェイル・ブライズ最新ライヴ映像
80's~グラム/LAメタルをモダンなアプローチで展開するブラック・ヴェイル・ブライズの最新ライヴ作品。4作目のアルバム『ブラック・ヴェイル・ブライズ』(2014年)を引っ提げての全米ツアーの中から、2014年11月1日に行なわれたL.A.公演の様子を収めた、ヴィジュアル、演奏、パフォーマンスの全てにおいて、彼らの魅力を満載した映像作品!
ブラック・ヴェイル・ブライズは2006年にアメリカのオハイオ州シンシナティでアンディ・ビアサック(vo)が中心となって結成されたバンドを母体とする。その後、カリフォルニア州L.A.に拠点を移したアンディは、2009年9月にバンドを再編し、ジェイク・ピッツ(g)、ジンクス(g)、アシュリー・パーディ(b)、クリスチャン“CC”コーマ(ds)というメンバーと共に活動を本格化させる。
2010年にインディーのスタンバイ・レコードからアルバム『ウィ・スティッチ・ジーズ・ウーンズ』でデビューを果たした彼らは、80年代グラム風のメイクとレザー・ファッション、キャッチーなメロディにメタルコアのようなアグレッシヴなサウンドを組み合わせた音楽で注目を集めると、アルバムはインディーからのリリースにもかかわらず、全米チャート最高36位に入るヒットを記録。一躍人気バンドの地位を確立する。デビュー作の成功により、ラヴァ・レコードと契約を結んだ彼らは2作目の『セット・ザ・ワールド・オン・ファイア』(2011年)が全米最高17位、3作目の『レッチド・アンド・ディヴァイン』(2013年)が全米最高7位と着実にセールスを伸ばし、2014年10月に4作目のアルバム『ブラック・ヴェイル・ブライズ』を発表。同月からUKツアーをスタートさせると、その後、アメリカに戻り、途中ブレイクを挟んで、2015年もツアーを続けている彼らだが、そのツアーの中から2014年11月1日にカリフォルニア州L.A.のウィルターン・シアター公演を収めたのが本作『アライヴ・アンド・バーン~ブラック・ヴェイル・ブライズ ライヴ・イン L.A. 2014』である。
オープニングはメタリカ、モトリー・クルーも手がけるボブ・ロックをプロデューサーに迎えたアルバム『ブラック・ヴェイル・ブライズ』からのハード・チューン「ハート・オブ・ファイア」で始まり、過去リリースされた4枚のアルバムからのヒット曲、さらにiTunes限定EP収録の「コフィン」、YOUTUBE限定で公開された1stシングル「ナイヴズ&ペンズ」も披露したバンドのヒストリーを完全網羅するベストヒット・ライヴとなっている。
3作目から派手なメイクは辞めて、ナチュラルなスタイルに変わった彼らだが、全員が両腕のタトゥーが見えるようなワイルドなコスチュームでプレイする様は実にカッコよく、観客の多くが女性ファンだというのもうなずける。親しみやすいメロディ、パワフルな演奏、テクニカルなギターなど、見所、聴き所が満載で、火柱が上がる演出も迫力満点。まさにブラック・ヴェイル・ブライズの現在の魅力が楽しめるライヴ作品である。ボーナス映像には“ミート・ザ・ファン”[ショート・ドキュメンタリー(日本語字幕付き)]を収録!
【メンバー】
アンディ・ビアサック(ヴォーカル)
アシュリー・パーディ(ベース)
ジェイク・ピッツ(ギター)
ジンクス(ギター)
クリスチャン“CC”コーマ(ドラムス)