メジューエワ~J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 登場!
高い評価を獲得した前作「バッハ・アルバム」に続くメジューエワのバッハ作品集。ファンが待ち望んだ「平均律クラヴィーア曲集」より「第1巻」の登場です。周知のとおり「平均律クラヴィーア曲集」は「ピアノの旧約聖書」と称されるほどの傑作ですが、メジューエワは、気負うこともひるむこともなく、ひたすら謙虚に、バッハの書いた音符ひとつひとつを紡いでゆきます。その姿勢は、まるで修道僧の祈りを思わせるもの。厳しい精神性を徹底した先に生まれたのは、「自在の優しさと奥深さ」、そして「光と調和に満ちた世界の妙なる愉悦」。汲んでも尽きぬバッハ音楽の魅力をストレートに伝える、まさに「musizieren(ムジツィーレン=よい音楽をする)」という言葉に相応しい演奏です。古来、名演奏の多い「平均律」の録音史にまた新たな一頁が書き加えられました。
(若林工房)
【収録曲】
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
(24の前奏曲とフーガ BWV846~869)
【演奏】
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
【録音】
2014~2015年 富山県魚津市、新川文化ホール
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2015年07月17日 18:30