ギリシャ出身の鬼才クルレンツィスが“春の祭典”をリリース!国内同時発売はラモー
バレエ『春の祭典』を1913年に初演し、世紀のスキャンダルを巻き起こした興行主セルゲイ・ディアギレフはロシア、ペルミの出身。
そのペルミで活躍する鬼才クルレンツィスとムジカ・エテルナが『春の祭典』を世に問います!
テオドール・クルレンツィスのレパートリーはバロック・古典よりと思われているが実は幅広く、これまでにもショスタコーヴィチの交響曲でレコードアカデミー賞を受賞したりもしています。今回のクルレンツィスと手兵ムジカエテルナによる最新録音はしかし驚くべきことに現代音楽への端緒を拓いたストラヴィンスキーの問題作『春の祭典』です。
クルレンツィスは、ムジカ・エテルナ結成前の2002年、モスクワでこの曲を指揮してキャリアを発展させたと語っており、今回の録音はまさに彼にとっても大きな仕事だったに違いありません。2014年にはイタリアの著名な演出家ロメオ・カステルッチと組んでドイツのルール・トリエンナーレで破天荒なパフォーマンスが披露され大きな話題をさらったことも記憶におられる方もいらっしゃることでしょう。このアルバムは間違いなくクルレンツィスの日本での受容を変える録音になるでしょう。(ソニーミュージック)
【収録曲目】
ストラヴィンスキー:バレエ“春の祭典"全曲
【演奏】
テオドール・クルレンツィス指揮
ムジカ・エテルナ
【録音】
2013年10月7日~9日、ケルン、Stollberger Strasse 7
プロデューサー:ニコラ・バルトロメ
演奏時間:34分45秒
【仕様】
国内盤のみBlu-specCD2仕様での発売
参考映像:“火の鳥”を演奏するクルレンツィスとムジカ・エテルナ
弦楽器を立奏させるなど独自のアイディアで斬新なサウンドを創造する彼らの音楽世界が垣間見えます(ペルミ・オペラのYouTubeページより)
国内盤同時発売
クルレンツィスによるラモー没後250年記念盤が待望の日本盤化!
ラモー没後250年記念で2014年にリリースされていた当盤待望の日本盤化。『フィガロの結婚』全曲で引き締まった鮮烈な演奏が話題となっている、1972年アテネ生まれの指揮者テオドール・クルレンツィスとそのオーケストラ、ムジカ・エテルナ。ソニー・クラシカルと長期の専属契約を結んだ彼らは、ロシアのウラル山脈のふもとに位置するペルミにあるペルミ国立歌劇場の音楽監督および座付きオーケストラですが、モスクワから1400キロも離れた僻地にもかかわらず、その音楽的な充実度はヨーロッパの一流歌劇場にも劣らないほどの名声を獲得しています。
このアルバムは、ラモー没後250年を記念して2012年に録音されていたもので、クルレンツィスはそれぞれの役に応じた表現を、それまで以上の大胆さを要求しながら指揮しています。それは当時の歴史的な言葉、音楽、演劇などを徹底的に研究しての結果といえます。凡百の演奏とは一味違う尖鋭な解釈の演奏が繰り広げられ、これまでの演奏を吹き飛ばすほどの鮮烈さに驚かれるはずです。(ソニーミュージック)
ラモー:輝きの音(オペラ=バレからの舞曲)
【収録曲目】
ラモー:
(1)『エベの祭典』第7場~テレプシコーレのためのミュゼット、タンブーラン、ロンド
(2)『ゾロアストル』第3幕~ガヴィットとロンドー
(3)『ボレアド』第4幕~ミューズ、ゼフィール、季節と時と芸術の女神達の入場
(4)『優雅なインドの国々』~シャコンヌ
(5)『優雅なインドの国々』~花のバレ
(6)『ゾロアストル』第3幕~アリアとロンドー
(7)『プラテー』第1幕~嵐
(8)『優雅なインドの国々』~ロンドーとデュエット「Forets paisibles」
(9)コンセール第6番『めんどり』
(10)『プラテー』第2幕~アリア「Aux langueurs d'Apollon」
(11)『ナイス』第5幕~第1&2リゴードン
(12)『ゾロアストル』~序曲
(13)『イポリートとアリシ.』第1幕~プレリュードとアリア「Temple sacre, sejour tranquille」
(14)『ナイス』~序曲
(15)『ボレアド』第1幕~ロンドー形式によるコントルダンス
(16)『優雅なインドの国々』~「寛大なトルコ人」と「アフリカの奴隷たちのアリア」
(17)『ダルダヌス』プロローグ~タンブーラン1&2
(18)『カストールとポリュックス』第1幕~アリア「Tristes apprets」
【演奏】
テオドール・クルレンツィス指揮
ムジカ・エテルナ(ピリオド楽器オーケストラと合唱団)
【録音】
2012年6月, ロシア、ペルミ、セルゲイ・ディアギレフ博物館
【仕様】
国内盤のみBlu-specCD2仕様、対訳付での発売