21世紀へヴィ・ロックの救世主、スキレットの3年振りの新作
2度のグラミー賞ノミネートを誇る21世紀へヴィ・ロックの救世主、スキレットの9作目となるニュー・アルバム『UNLEASHED』が2016年8月5日に世界同時リリース決定。2015年、約2年にも及ぶツアーを終えた彼らは、ロサンゼルスで2006年作品『COMATOSE』のプロデュースを手掛けたBrian Howesとアルバムの半分ほどをレコーディングし、さらに初めての試みとしてナッシュヴィルでグラミー賞を受賞したこともあるSeth Mosley、そしてラス・ヴェガスでFIVE FINGER DEATH PUNCH、OZZY OSBOURNE、DISTURBEDなどを手掛けたKevin Churkoと残りのレコーディングを行った。
アルバムからの先行シングル“Feel Invincible”も公開中で、フロントマンのJohn Cooper曰く「ファイト・ソング」である本曲は、シアトリカルなヴォーカルのコール・アンド・レスポンス有り、鋭いギターとエレクトロニックなリフ有りのメロディアスなロック・アンセムである。また、同じくリリック・ビデオが公開となっている“Stars”は情熱的で詩的なバラード。「誰も独りではない、独りになる必要にもない」というテーマを秘めたこの曲も、またライヴで観客と一体となったコーラスが聴こえてきそうな一曲である。2013年、NICKELBACKとのヨーロッパ・ツアーで非英語圏の観客を前にした彼らは、その観客たちが英語の歌詞を一緒に歌っていることに衝撃を受け、いかに音楽が言語よりも大きな存在なのかを思い知らされたという。そしてそのことがソングライティングのプロセスにも影響を与えたそう。それについてJohnはこう語っている。「そのエモーションを歌詞よりも音楽を通してもっと伝えたいと思った。俺が目指したのは、どこにいようと、どんな人であるとも共感できるような歌を作るということだった」
既に世界のメジャーなロック・フェスティヴァルへの出演を決めている彼らは、〈Panheads〉と呼ばれる熱心なファンを持っていることでも知られている。そんなファンや観客から得たエネルギーとパワーが最新作『UNLEASHED』には込められている。
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2016年07月12日 12:30