トランペットの妙技が炸裂するロマン･ルルーのポップな小品集！

洒落たアレンジの弦楽伴奏を背景に、颯爽と駆け抜けるトランペット！シャンソン(1)、ヴァイオリン作品(2,13)、フランス歌曲(5,7)、クラヴサン音楽(8)、ボサノヴァ(9,15)などなど、あらゆるスタイルの楽曲を華麗に吹きこなします。まばゆく煌めく超絶技巧、しっとりと柔らかなロングトーン。“ホラ・スタッカート”のスピード感に痺れ、“シネマ・パラディーゾ”や“G線上のアリア”の美しさに涙。色とりどりの魅力を放つアルバムです。
ロマン・ルルーは1983 年生まれのトランペット奏者。15 歳でパリ国立音楽院に入学、卒業後カールスルーエ音楽大学でラインホルト・フリードリヒに師事しました。リヨン国際室内楽コンクール3 位。2009 年にはフランス最大の音楽賞「ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク」クラシック音楽部門新人賞を受賞しています。
(キングインターナショナル)

度重なるラ･フォル･ジュルネ･オ･ジャポンへの出演、オーケストラアンサンブル金沢や陸上自衛隊第14音楽隊との共演、そしてマスタークラスの開催など、多彩な来日時の活動によって、わが国でも数多くのファンを獲得しているロマン・ルルー。その飛び抜けた音楽性にもかかわらず、まるで芸術家ぶらずに、ラッパ吹きのスタイルを貫き通しているように見えるのは、故国の大先輩モーリス･アンドレに習うところが多いのかもしれません。今回のアルバムは、そんな彼のエンターテイナーぶりが十全に発揮されたポップな小品集。とは言うものの、思わずタメ息が出てしまうハイ･ノートの音色の美しさや、掟破りの超絶技巧は、シリアスな音楽を吹くときと変わるところはありません。ルルーならではの洒落たセンス満載の一枚をお楽しみください。
(タワーレコード)

【収録曲目】
1. ジョゼフ・コズマ：枯葉
2. グリゴラシュ・ディニク：ホラ・スタッカート
3. アストル・ピアソラ：フーガと神秘
4. エンニオ&アンドレア・モリコーネ：シネマ・パラディーゾ
5. ガブリエル・フォーレ：夢のあとで
6. ジョルジュ・ビゼー／Manuel Doutrelant：カルメン幻想曲
7. レイナルド・アーン：素敵な時
8. ルイ＝クロード・ダカン：かっこう
9.  アントニオ・カルロス・ジョビン：三月の雨
10. アントニオ・カルロス・ジョビン：想いあふれて
11. ヴィンセント・ペイラニ：ランダム・オブセッション
12. J.S. バッハ：G線上のアリア
13. パブロ・デ・サラサーテ：サパテアード
14. クルト・ヴァイル：ユーカリ
15. ルイス・ボンファ：カーニバルの朝
【演奏】
ロマン・ルルー(トランペット)
アンサンブル・コンヴェルジェンス(弦楽五重奏)
【録音】
年4月29日-5月2日、フランス、リール、ヌーヴォーシエクル・ホール