俊英ドキュメンタリー監督シャルミーン・ウベード=チナーイによる『ソング・オブ・ラホール』サントラ盤
アカデミー賞+エミー賞受賞の俊英女性ドキュメンタリー監督、シャルミーン・ウベード=チナーイによる音楽ドキュメンタリー映画。パキスタンのかつて芸術の都だったラホールで、伝統音楽再生のために立ち上がったサッチャル・ジャズ・アンサンブルがジャズの演奏をきっかけに本場ニューヨークでウィントン・マルサリスが監督を務めるリンカーンセンター・ジャズ・オーケストラと共演する旅を体験し、世界に羽ばたいてゆく様を描いた世界を大感動させた話題の音楽ドキュメンタリー映画のコンパニオン・アルバム。
サッチャル・アンサンブルがパキスタンの伝統楽器で演奏。オープニングには、映画にも出演していたウィントン・マルサリスが再度共演、デューク・エリントンのLP『Far East Suite』にオリジナル収録の<ブルー・ペッパー>でトランペットを吹く。ボヘミアン・シンガー、マデリン・ペルーはアフリカン・アメリカンのスピリチュアル・トラディショナル曲<サムタイムス・アイ・フィール・ライク・ア・マザーレス・チャイルド>とパキスタンの讃美歌<メイ・ニ>を一緒に歌い、NY経由の東京デュオ、チボ・マットは新しい現代のひねりを加えたボブ・マーレー&ピーター・トッシュの名曲<ゲット・アップ・スタンド・アップ>を披露。
他にもブルックリンを拠点に活動するフォーク・ジャズ・シンガー、ベッカ・スティーヴンス、4月の武道館公演も大盛況だった現代ブルース・ロックの最高峰スーザン・テデスキ&デレク・トラックスの夫妻、ケンタッキーのオルタナティヴ・ロック・バンド=マイ・モーニング・ジャケットのジム・ジェイムス、アヴァン・アメリカーナ・バンド=ウィルコのギタリスト、ネルス・クライン、ショーン・レノン、フィラデルフィアR&Bシンガー、ビラルと今ジャズで最もアツいスナーキー・パピーのキーボーディスト、ビル・ローレンス、メキシカン・アメリカン・バンド、La Santa Cecilianoのマリソル・エルナンデス、そしてブラジルからはセウ・ジョルジが参加。
さらに、この映画に深く賛同し、監督とも交流のあるオスカー大女優メリル・ストリープがパキスタンの偉大な詩人ファイズ・アハマド・ファイズの詩のフレーズを雰囲気あるグルーヴに読んで乗せるヴォイスで参加!
掲載: 2016年08月25日 14:52