佐渡裕&トーンキュンストラーの第3弾は初のブルックナー録音となる交響曲第4番“ロマンティック”
2016年5月、トーンキュンストラー管弦楽団との日本ツアーを大成功させた佐渡 裕。佐渡 裕×トーンキュンストラー管弦楽団の第3作となるブルックナーの第4番『ロマンティック』の輸入盤国内仕様をリリース!
ブルックナーの9曲の交響曲の中で最も人気の高い名曲、第4番「ロマンティック」に大注目の新録音登場。ブルックナーを看板レパートリーとするトーンキュンストラー管弦楽団、指揮者は音楽監督の佐渡裕。佐渡裕にとっては初のブルックナー録音となる点でも要注目です。
(エイベックス・ミュージック)
【収録曲目】
ブルックナー
交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」(1878/1880年・ハース/ノヴァーク版 第2稿)
【演奏】
佐渡裕(指揮)
トーンキュンストラー管弦楽団
【録音】
2016年1月-2月、ウィーン、ムジークフェライン
就任早々のレコーディングがR.シュトラウス、ハイドンと来て、なんと3枚目はブルックナー。佐渡裕がトーンキュンストラーのシェフになると発表されたとき、音楽ファンの誰がこのような展開を予想できたことでしょう。
ご存知のように文化国家オーストリア、音楽の都ウィーンを自認している聴衆たちは、彼らが生み育ててきた音楽にひとかたならぬプライドを持っています。ですから外国人の指揮者たちは、たとえ客演として登壇するにしても、まずは自らのお国ものの作品で顔見世興行を打ち、独墺系の音楽を周到にプログラムから外します。モーツァルトやベートーヴェン、ましてやブルックナーやリヒャルト・シュトラウスを振ることなぞ、プライドの高い地元の聴衆や評論家にケンカを売っているようなものなのですから。
そんな常識をあざ笑うかのように、音楽の都に独り乗り込んでいった佐渡は、その彼らの音楽を振って果敢なチャレンジを続けています。それは佐渡裕という日本が誇るマエストロが、これまで多くの音楽家と聴衆とともに培ってきた、並々ならぬ音楽への自信が為せるワザなのでしょう。その意気や良し。われらが佐渡裕の3枚目の挑戦状を括目して聴きましょう!
(タワーレコード)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2016年11月04日 00:00