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フランスから期待の新星イレーヌ・ドゥヴァル~デビューCD『ポエム』リリース!

ドゥヴァル

イレーヌ・ドゥヴァルはフランス人の父と韓国人の母のもと1992年に生まれたヴァイオリニスト。7歳からヴァイオリンを始め、ジャン=ジャック・カントロフ、ローラン・ドガレイユらに師事しました。2015 年のフォル・ジュルネ音楽祭で来日し、容姿からは想像できない力強く渾身系の演奏で話題となりました。
エルンスト作品以外、ここに収められた作品は女性的な感性があふれ出るものばかりですが、ドゥヴァルの竹を割ったような演奏で男らしいものに変貌しています。超絶技巧を要するエルンストの「魔王」が凄まじさの極み。巫女的な没入で身動きすらとれなくなる5分を体験できます。
(キングインターナショナル)

韓国出身の女流ヴァイオリニストといえば、言わずと知れた女王チョン・キョンファに続く存在としてチー・ユン、シン・ヒョンスといった名前がよく話題に上ります(ちなみにサラ・チャンは、米国生まれの韓国系アメリカ人)。その伝でゆくと、このイレーヌ・ドゥヴァルは、お父上がフランス人、お母上は韓国人ということで、ハーフながられっきとしたフランス人ということになってしまうのでしょうか。
2015年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンにも来日したので、デジュ・ラーンキの子息、フュロップ・ラーンキと息の合ったアンサンブルを聴かれたファンも多いはず。名人カントロフのお弟子筋ということもあって、その演奏ぶりはヴァイオリン好きの注目を集めました。演奏会を終えて耳にする感想は、「ドヴォルザークの高揚感が凄かった」というものが大多数。その集中力の凄まじさに、呆気にとられた聴衆が多かったのでしょう。やはり彼女にも、あの巫女的・陶酔的な血は脈々と受け継がれているようです。
師匠カントロフがもっとも得意とする作品を並べたプログラムで、どんな演奏ぶりを聴かせてくれるのか。ヴァイオリン・ファンに是非お聴きいただきたい注目盤です。
(タワーレコード)

【収録曲目】
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
シマノフスキ:「神話」Op.30~アレトゥーザの泉
ショーソン:詩曲 Op.25
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
エルンスト:シューベルトの「魔王」による大奇想曲 Op.26
【演奏】
イレーヌ・ドゥヴァル(ヴァイオリン)
ピエール=イヴ・オディク(ピアノ)
【録音】
2015年11月10-12日、サル・ヴァンサン=メイエ、パリ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年09月19日 00:00