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天才リコーダー少女、ルーシー・ホルシュが『ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集』でデッカよりデビュー!

ホルシュ

アムステルダム出身の17歳のリコーダー奏者、ルーシー・ホルシュによるデッカ・デビュー盤。彼女は5歳よりリコーダーをはじめ、12歳からスヴェーリンク音楽院で、名手ヴァルター・ファン・ハウヴェ氏に学んでいます。数々のコンクールで優勝し、2015年にコンセルトヘボウ・ヤングタレント賞を受賞しています。素晴しいテクニックとアーティキュレーションのみならず、彼女の音の美しさは格別で、色々な音色とヴィブラートを自在に使い分け、ヴィヴァルディの作品の魅力を鮮やかに描き出しています。
(ユニバーサル・ミュージック)

デンマーク出身の美人リコーダー奏者、ミカエラ・ペトリのデビューは、当時のバロック音楽ファンにとって衝撃的な事件でした。あの時代、リコーダーといえばデイヴィド・マンロウとフランス・ブリュッヘン(とハンス・マルティン・リンデ!)と相場は決まっていたからです。そんな男ばかりの荒野にショートヘアーがお似合いの天使のような美女が舞い降りて来た。いよいよ古楽の世界にもアイドル時代が到来か。今から30年以上も昔の話です。
でも、さすがに二十歳をとうに過ぎた女性に向かって、「リコーダーの妖精」という謳い文句はいかがなものか、という抵抗感はちょっぴりありました。その点、このCDでDeccaレーベルからデビューを飾ったオランダの天才少女、17歳のルーシー・ホルシュにこそ「妖精」という言葉は相応しいのかもしれません。
5歳からリコーダーを習い始めたというルーシーは、それこそ10歳を前にしてその天才ぶりを遺憾なく発揮します。12歳で行なった演奏会の映像はYouTubeにアップされ、驚異的なテクニックと音楽表現の巧みさに、世界は舌を巻くことになったのです。コンクールの受賞歴は枚挙にいとまがありませんが、凄いのはこれまでに共演してきたアーティストたちの顔ぶれ。ガーディナーから始まって、ラトル&ベルリン・フィル、ヤンソンス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ズヴェーデン&オランダ放送フィル等々。大人のコンクール優勝者だって、こうはゆきますまい。まだ彼女はスヴェーリンク音楽院の学生なのですから。
本デビュー作に選ばれたのは、オール・ヴィヴァルディ・プログラム。ルーシーが子供の頃から練り上げてきた曲目です。日本では子供たちの音楽の授業の一環として扱われる縦笛が、天才少女が吹くとまったく別世界のものになってしまう。それを鮮やかに証明してくれるルーシー・ホルシュのデビュー盤をご堪能ください。
(タワーレコード)

【収録曲目】
ヴィヴァルディ
リコーダー協奏曲ト長調(原曲:フラウティーノ協奏曲ハ長調 RV 443)
リコーダー協奏曲ハ短調 RV.441
“主が建てたもうのでなければ”RV.608 より「主が愛する者に眠りを与え」(リコーダーと弦楽のための編曲版)
リコーダー協奏曲ト短調 Op.10-2「夜」
2台のマンドリンのための協奏曲ト長調 RV.532 より第2楽章(リコーダーとチェロのための編曲版)
リコーダー協奏曲ヘ長調 Op.10-1「海の嵐」
歌劇『ジュスティーノ』より「よろこびと共に会わん」(リコーダーと弦楽のための編曲版)
協奏曲集『四季』より「春」第1楽章(ジャン・ジャック・ルソーによるリコーダー・ソロ編曲版)
【演奏】
ルーシー・ホルシュ(リコーダー)
アムステルダム・ヴィヴァルディ・プレーヤーズ
【録音】
2016年7月、アムステルダム、ゲラルドゥス・マイェッラ教会

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年09月19日 00:00