ザ・メンジンガーズ、エピタフ移籍3作目、通算5作目のスタジオ・アルバム
フィラデルフィア出身のポップ・パンク・バンド、ザ・メンジンガーズ。彼らにとって2014年の『RENTED WORLD』以来約2年振りとなるニュー・アルバム『AFTER THE PARTY(アフター・ザ・バーティ)』が完成した!2012年にパンクの名門、エピタフへ移籍した彼ら、本作はそのエピタフ移籍3作目、通算5作目のスタジオ・アルバムとなる。
プロデュースを手掛けたのは、Title Fight、Balance & Composure、Pianos Became The Teethなどを手掛けたウィル・イップ。そのウィル・イップのペンシルヴァニアにあるスタジオ、STUDIO4でレコーディングされた、どこか哀愁を感じさせないでもないタイトルの最新作『AFTER THE PARTY』でザ・メンジンガーズは、成長しても大人になりきれないという、誰もが抱きがちなある種のロマンティシズムが全編に溢れた作品である。勿論、ザ・メンジンガーズの看板である深い歌詞に大声で歌いたくなるようなコーラス、そしてポップでメロディアスなパンク・サウンドも健在!
本作を制作する上でインスピレーションとなった事柄に関して、メンバーのトム・メイはこう語る:「20代の頃は結構やんちゃに生きていたけど、もう俺たちも、周りの人たちがそれぞれバラバラな方向へ進み始めるような年頃に差し掛かってるんだ」そこにグレッグ・バーネットも付け加える:「俺たちも30歳になるけど、それぐらいの年になると、現実の生活に向き合わなきゃいけないって感覚がある。このアルバムは、大人になる必要も、退屈な奴になる必要もない――好きなことをやって楽しく生き続けることだって出来るんだって言っているようなものなんだ」。
ウィル・イップのスタジオで約5週間に亘るソングライティングとプリ・プロダクションによって作り出された楽曲にはそれぞれ語るべきストーリーがあり、またバンドの新たなプロダクション・テクニックやエフェクトを取り入れた音的試みによって、よりダイナミックなサウンドに仕上がっている。
ザ・メンジンガーズの最新・最高のアルバム『AFTER THE PARTY』は、10代というパーティ時代の〈宴の後〉を迎えた全ての大人になりきれないアダルト世代のパンク野郎たちへの、どこかせつないポップでメロディアスなパンクの応援歌になるだろう。
タグ : PUNK/EMO
掲載: 2017年01月17日 15:00