ウルバンスキ&NDRエルプフィル来日記念盤~ドヴォルザーク“新世界より”&“ある英雄の歌”
YouTubeのAlpha Classics公式チャンネルより
クシシュトフ・ウルバンスキ指揮NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(旧称:北ドイツ放送交響楽団)が、2017年3月に6都市での来日公演を開催。同公演でも演奏される曲目を収めたアルバムを、アルファ・レーベルより来日に先立ってリリースします。
ウルバンスキ(1982年生まれ)は、既にベルリン・フィル、シュターツカペレ・ドレスデン、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ロンドン響、フィルハーモニア管、フランス国立管、チューリッヒ・トーンハレ管といったヨーロッパの一流オケの指揮台に招かれているポーランド期待の新鋭指揮者です。2016年6月まで東京交響楽団の首席客演指揮者を務め、2015年9月からはNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務めています。NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団は、旧北ドイツ放送交響楽団が新たな本拠地となるハンブルクの新ホール“エルプフィルハーモニー”新設に伴い、2016/17年シーズンから名称を変更したオーケストラです。
ウルバンスキは2015年5月の東京交響楽団との演奏会で母国ポーランドの作品と並べてスメタナとドヴォルザークを取り上げていましたし、2014年5月のベルリン・フィルでの演奏会でもドヴォルザークの交響曲第7番を取り上げました。ポーランド出身者としてチェコの音楽や民俗性、自国と共通する民族の悲劇的な歴史に共感しているのでしょう。しかし、彼の演奏は、チェコの音楽家がしばしば見せる熱狂的な演奏とは一線を画していました。それは、精妙なアンサンブルを背景とした、繊細な音の紋様を描く最弱音と叫びすぎることの無い最強音を対照させた、鋭い感覚と雄弁な表現力を併せ持った演奏でした。このCDでも彼ならではの独創的な美の世界を聴かせてくれることでしょう。
(タワーレコード)
【収録曲】
ドヴォルザーク:交響曲第9番ニ短調“新世界より”Op.94
同:交響詩“ある英雄の歌”Op.111
【演奏】
クシシュトフ・ウルバンスキ指揮
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団
【来日公演日程】
東芝グランドコンサート2017
クシシュトフ・ウルバンスキ指揮
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団
3月7日(火)東京 渋谷 Bunkamuraオーチャードホール
3月8日(水)宮城 仙台 イズミティ21
3月11日(土)愛知 名古屋 愛知県芸術劇場 コンサートホール
3月12日(日)神奈川 川崎 ミューザ川崎シンフォニーホール
3月14日(火)福岡 アクロス福岡シンフォニーホール
3月15日(水)大阪 フェスティバルホール
庄司紗矢香(vn / 3月7日, 8日, 11日)
アリス=紗良・オット(p / 3月12日, 14日, 15日)
参考映像
YouTubeのBerliner Philharmoniker公式チャンネルより
カテゴリ : ニューリリース | タグ : プロモ(クラシック)
掲載: 2017年02月09日 12:00