エレガンス~ジ・アート・オブ・マイヤ・プリセツカヤ 5つのバレエを讃えて(DVD)
“私の人生における最も重要なマイルストーンがこのような形でまとめられるのを見て、私はとても幸せです。この映像には、ローラン・プティからモーリス・ベジャールまで、私と素晴らしい共同作業を行った振付師の仕事も含んでいます。素晴らしい!”
マイヤ・プリセツカヤ
20世紀を代表する名バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤは、1925年ロシア在住、ユダヤ人の名門家庭に生まれました。しかし1938年に彼女の父親がスターリンの粛正により処刑されたことで、一家は離散。彼女はバレリーナであったおばの家の幼女となります。1943年にボリショイ・バレエ団に入団しますが、出自がユダヤだったため、その才能を開花させる機会になかなか恵まれず、「瀕死の白鳥」の芸術性の高い舞踊で高い評価を受けるも、国外公演に同行することすら許されなかったと言います。彼女がようやく名声を掴んだのは1959年のこと。初めて彼女のバレエを目にした西側の人々は、その高い技術と美しさに感嘆しました。またその前年に作曲家のシチェドリンと結婚、二人三脚で「カルメン組曲」を始めとした素晴らしい作品を創り上げていくことになります。彼女の踊りに魅せられた振付師たちも数知れず。この映像ではベジャールやプティと言った人々が「彼女だけのために」とびきりの振付を施した演目を目の当たりにすることができるでしょう。
(ナクソス・ジャパン)
『エレガンス-ジ・アート・オブ 《マイヤ・プリセツカヤ》5つのバレエを讃えて』
【曲目】
1.ビゼー=シチェドリン:カルメン組曲(1978年収録)
2.チャイコフスキー:ロマンティック・エンカウンター(1978年収録)
3.チャイコフスキー:眠りの森の美女から「ばらのアダージョ」(1977年収録)
4.マーラー:交響曲 第5番 第4楽章アダージェット「病めるばら」(1978年収録)
5.バッハ=グノー:アヴェ・マイア~マイヤの75歳誕生日を記念して(2000年)
ボーナス
1.マイヤとの対話「カルメン組曲」
2.写真で見るマイヤの生涯
<コレオグラフィー>
アルベルト・アロンソ…1
モーリス・ベジャール…4
ローラン・プティ…3
ヴァレンティン・エリサリエフ…2
<ダンサー>
マイヤ・プリセツカ
ヤアレクサンダー・ゴドゥノフ…1
アナトリー・ベルディシェフ…2
ヴァレリー・コフトゥン…4
ボリショイ・バレエのダンサーたち…3
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2017年03月10日 00:00