ゲーベル&バイエルン室内フィルによるテレマン:オラトリオ“恵まれし喜び、聖なる信仰”
アウクスブルクの和議は、神聖ローマ帝国のアウクスブルクで開催された帝国議会において1555年9月25日になされた、ドイツ・中欧地域におけるルター派容認の決議です。ルター会派は1755年に、その200周年を記念してテレマンにオラトリオの作曲を依頼しました。テレマンは、常に新しい音楽傾向の先頭に立ち続け、対位法を主体とする後期バロック様式からホモフォニーによる古典派様式への橋渡しをしました。バッハの精神性、ヘンデルの壮大なオラトリオから学んだ音楽をもとに、高齢にも関わらずテレマンは溢れる創作意欲で、素晴らしい作品を作曲したのです。
ムジカ・アンティクァ・ケルンのリーダーであったラインハルト・ゲーベルは、アルヒーフ・レーベルに数多くのテレマン作品を演奏・録音をしてきましたが、今回は宗教改革記念、そしてテレマン・イヤーということで、このほとんど演奏されない作品に光を当てて演奏しています。
(ソニー・ミュージック)
【曲目】
テレマン:
オラトリオ『恵まれし喜び、聖なる信仰』TWV 13:18
【演奏】
レグラ・ミューレマン(ソプラノ)
ダニエル・ヨハンセン(テノール)
ベンヤミン・アップル(バリトン)
シュテファン・マクラウド(バス・バリトン)
バイエルン放送合唱団(合唱指揮:ペーター・ダイクストラ)
バイエルン室内フィルハーモニー管弦楽団
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
【録音】
2016年8月1-4日、ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2017年03月24日 00:00