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マランダン・バレエ・ビアリッツによるクラシックの名曲に官能的なダンスを融合させた6作品

マランダン・バレエ・ビアリッツ

スペインとの国境近く、大西洋側に位置する高級リゾート地として有名なビアリッツを本拠地とするバレエ団マランダン・バレエ・ビアリッツ。フランスの文化庁とビアリッツ市、およびバスク政府が共同で1998年に設立されました。芸術監督であるティエリー・マランダンが、クラシックの楽曲にインスピレーションを得て振付けた6演目を収録したDVD
ティエリー・マランダンは、パリ・オペラ座やナンシー国立バレエ団のダンサー出身。2017年現在はコンテンポラリーバレエ振付家として注目を浴びています。
ニジンスキー版へのオマージュともいえる『牧神の午後』と『バラの精』。ヴァンサン・デュメストル率いる古楽アンサンブル、ル・ポエム・アルモニークによる熱狂的なダンスのリズムに声楽を組み合わせた演奏をバックに10人のダンサーたちがスタイリッシュに踊る『ある最後の歌』。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番の第3楽章が静かに響く、バレエ団のダンサー、フレデリック・ディベールのために振付けた『シルエット』。ルイ15世時代の財務大臣エティエンヌ・ド・シルエットは、財政難に陥っていた政府において特別な策を練ることはなかったが、自ら節約し影絵による肖像画を編み出したことで知られており、"シルエット"の語源にもなっています。この演目は、ニジンスキーの4大プログラム「バラの精」「ペトルーシュカ」「牧神の午後」「ナルシス」で描かれた肖像のシルエットをマランダンがなぞるように振付けたもの。ヴィヴァルディの調和の霊感とスターバト・マーテルをバックに20人の男女ダンサーが踊る『エストロ』。ショパンのノクターン「遺作」に、踊りと死という矛盾する2つの要素を永遠の憂鬱として表現した『ノクターン』。官能的な動きとクラシック音楽が融合した、マランダンの審美眼が光る見ごたえのある映像集です。
(キングインターナショナル)
【曲目】
牧神の午後
音楽:ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」
振付:ティエリー・マランダン
装置&衣裳:ホルヘ・ガラルド
照明:ジャン=クロード・アスキエ
出演:アルノー・マウイ

バラの精
音楽:ウェーバー(ベルリオーズ編)「舞踏への勧誘」
振付:ティエリー・マランダン
装置&衣裳:ホルヘ・ガラルド
照明:ジャン=クロード・アスキエ
衣装:ヴェロニク・ミュラ
出演:兼井美由季、ダニエル・ビスカヨ

ある最後の歌
音楽:ヴァンサン・デュメストル&ル・ポエム・アルモニーク編曲の伝承歌
振付・装置・衣裳:ティエリー・マランダン
照明:ジャン=クロード・アスキエ
出演:10人のダンサー

シルエット
音楽:ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第30番第3楽章」
振付・装置・衣裳:ティエリー・マランダン
照明:ジャン=クロード・アスキエ
出演:フレデリック・ディベール

エストロ(霊感)
音楽:ヴィヴァルディ「調和の霊感」、「スターバト・マーテル」
振付・装置・衣裳:ティエリー・マランダン
照明:ジャン=クロード・アスキエ
出演:20人のダンサー

ノクターン
音楽:ショパン
振付:ティエリー・マランダン
照明:ジャン=クロード・アスキエ
出演:22人のダンサー

映像監督:ソニア・パラモ

【収録】
2012年、2016年

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年04月10日 00:00