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父ヤルヴィ&エストニア国立響によるブラームス:交響曲第1&3番、カップリングはカレ・ランダルとのベートーヴェン

ネーメ・ヤルヴィのブラームス

エストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィによるブラームスと
エストニア随一のピアニスト、カレ・ランダルによるベートーヴェン
聴きごたえのあるカップリングで聴くシリーズ

エストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィ指は、2010年から再び故郷エストニア国立交響楽団の首席指揮者兼音楽監督に就任し、同楽団と良好な関係を築いています。エストニア出身のピアニスト、カレ・ランダルを迎え行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏会とブラームの交響曲全曲をカップリングしてリリースしている「グレート・マエストロ」シリーズ2枚が同時リリース。

エストニア国立交響楽団は1926年に放送オーケストラとして創設。ネーメ・ヤルヴィはタリン音楽院在学中に同楽団(旧・エストニア放送交響楽団)の打楽器奏者として活躍、その後指揮者として1963年から1980年の長きにわたり首席指揮者を務め、エストニアを代表するオーケストラに成長させました。2007年よりオラリ・エルツが首席指揮者としてエストニア作曲家の作品を初演するなど精力的に活動しています。

ネーメ・ヤルヴィは、ブラームスの交響曲をロンドン交響楽団と全曲録音(1987年)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団と2番と3番を録音(1966年)しており、ここでもパワフルで硬質なアプローチを聴かせてくれます。ブラームス最初の交響曲第1番は,構想から完成までに21年もの歳月をかけ作られた作品。ネーメは、木管と金管のバランスが絶妙で、ブラームスの重厚さを表しつつ、全体的には推進力に満ちた演奏を展開しています。そして交響曲第2番は制作時間や曲調も1番とは対照的で、伸びやかで歌心溢れる作品。ネーメとエストニア響は楽曲の快活な雰囲気を存分に表現し、流麗で明るい演奏を聴かせています。

カレ・ランダルは1981年国際シューマン・コンクール入賞、1982年チャイコフスキー国際コンクール第4位、1985年ミュンヘン国際音楽コンクール優勝など輝かしいコンクール受賞歴があり、50以上のピアノ協奏曲のレパートリーをもち、世界中のオーケストラや指揮者と共演しています。ここでは雄弁でスケールの大きいピアノを聴かせ、ネーメの絶妙なサポートを得て聴き手を魅了します。
(キングインターナショナル)

『グレート・マエストロIII』

【曲目】
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68

【演奏】
カレ・ランダル(ピアノ)
エストニア国立交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ(指揮)

【録音】
2012年(ブラームス)、2016年(ベートーヴェン)
エストニア・コンサート・ホール、タリン(ライヴ)

『グレート・マエストロIV』

【曲目】
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
ブラームス:交響曲第2番ト長調Op.73

【演奏】
カレ・ランダル(ピアノ)
エストニア国立交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ(指揮)

【録音】
2012年2月3日(ブラームス)、2016年3月25日(ベートーヴェン)
エストニア・コンサート・ホール、タリン(ライヴ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年04月12日 00:00