レイチェル・バートン・パインの『ベル・カント・パガニーニ~パガニーニ:24のカプリースと無伴奏ヴァイオリン作品集』
1995年の列車事故による大怪我から復帰を果たし、バロックからへヴィメタを自らのフィールドとしてジャンルにとらわれない活発な活動を展開していているアメリカの女流ヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パイン。1993年のパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールでは特別賞(レナート・デ・バルビエーリ記念賞)を受賞したバートン・パインのアヴィー(AVIE)第3弾は、「ベル・カント・パガニーニ」と題された、華麗なるパガニーニ・アルバム。その名の通り、パガニーニの超絶技巧だけでなく「ベル・カント(美しい歌)」にも焦点を当て、24のカプリースに無伴奏ヴァイオリンのための小品をカップリング。
ラスト・トラックには、パガニーニにインスパイアされて書いたニュージーランド国歌の主題に基づく自作曲も収録。使用楽器は、パガニーニ自身が使用した楽器と同年代の、1742年製グァルネリ・デル・ジュス"ex-Bazzini,ex-Soldat"。
(東京エムプラス)
【曲目】
パガニーニ:
パイジェッロの歌劇《水車小屋の娘》からの「虚ろな心」による序奏と変奏 ト長調 Op.38
24のカプリース Op.1
驚異の二重奏曲 Op.6 《デュエット・フォー・ワン》
別れのカプリース Op.68
レイチェル・バートン・パイン:
ニュージーランド国歌《神よニュージーランドを守り給え》による序奏、主題と変奏
【演奏】
レイチェル・バートン・パイン(ヴァイオリン)
【録音】
2015年8月31日-9月3日、5日&2016年11月28日-29日、12月1日-2日
セント・ポール・キリスト連合教会(シカゴ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2017年04月24日 00:00