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豪エロクアンス~ショルティ(初出音源あり)、リンパニーのSP復刻、『コンセルトヘボウ・ロリポップス』


エロクアンス①

DG、Deccaの名盤復刻シリーズとして絶大なる人気を誇る「オーストラリア・エロクアンス」シリーズ。今回もショルティのマーラーの交響曲から“第1番&第3番”、“第9番”に、『シカゴ・リリック・オペラの夕べ』の名演3タイトル、リンパニーによるラフマニノフの前奏曲集、サザーランド、グリーヴィなどが歌うヘンデルのアリア集、コンセルトヘボウ管弦楽団の管弦楽曲集『コンセルトヘボウ・ロリポップス』など名盤揃いの6タイトルです。とくに大注目はショルティが1956年にライヴ録音(モノラル)した『シカゴ・リリック・オペラの夕べ』です。ここにはLPに収録時間の関係で収録されなかったヴェルディの“運命の力”序曲、そして米コロムビア専属歌手のリチャード・タッカーが参加していたためLPに収録されなかった“アンドレア・シェニエ”の二重唱が、初出音源として含まれています。ショルティ・コレクターには絶対に欠かすことのできないCDの登場と言えるでしょう。
(タワーレコード)

サー・ゲオルグ・ショルティ没後20周年記念
“運命の力”序曲と“アンドレア・シェニエ”の二重唱は初出音源!!

サー・ゲオルグ・ショルティ~シカゴ・リリック・オペラの夕べ

サー・ゲオルグ・ショルティの没後20周年を記念しての発売。その指揮活動初期の録音の中からの一枚です。
シカゴ・リリック・オペラは1954年に創設され、2年もたたないうちにその時代の多くのオペラ・スターたちを輩出し、最初のシーズンにマリア・カラスがノルマ役で先駆的なアメリカ・デビューを果たしたことによって歌手たちに信頼されることとなりました。サー・ゲオルグ・ショルティもニューヨークの名高いメトロポリタン歌劇場ではなく、シカゴで1956年『サロメ』『ヴァルキューレ』『ドン・ジョヴァンニ』を指揮して自身のアメリカでのオペラ・デビューを行いました。  歌っているのは世界中で活躍している歌手たちです。急遽ユッシ・ビョルリングの代役として『アンドレア・シェニエ』をレナータ・テバルディとデュエットしたリチャード・タッカー、同じオペラの「国を裏切る者」を歌ったエットーレ・バスティアニーニ。けれどもこの夕べで存在感を見せつけたのはレナータ・テバルディでした。ソロの役で自身の舞台を作りました(デリラ、タチヤーナ、『メフィストーフェレ』のマルゲリータ)、そしてタッカーとメッゾ・ソプラノのジュリエッタ・シミオナートとのそれぞれのデュエットを歌い、その後キャリアの全盛期を迎えました。
このライヴ・レコーディングがディスクになるまでにはいろいろな経緯がありました。1958年にオリジナルが発売されましたが、契約上の問題で『アンドレア・シェニエ』の二重唱は含まれませんでした。オープニングの『運命の力』序曲はシングルLPに入りきらず外されました。どちらの曲も2009年に発売されたこのコンサートの最初のCD(《1950年代のグレイト・ヴォイス》と題された5枚組DECCAボックス内)には入っていません。そしてやっとその2曲も収録され、完全録音として新しくリマスタリングされ、その時代の最もすばらしい声の数々を一夜限りの記録としてフルで初めて楽しむことができるようになりました。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
1) ヴェルディ:歌劇『運命の力』~序曲(シンフォニア)*
2) サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』~あなたの声にわが心は開く
3) チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』~タチヤーナの手紙の場
4) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』~「ママも知るとおり」
5) モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』~「恋とはどんなものかしら」
6) ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』~「国を裏切る者」
7) ボーイト:歌劇『メフィストーフェレ』~「いつかの夜、暗い海の底に」
8) ポンキエッリ:歌劇『ラ・ジョコンダ』~「そして呪いを…私はあの方を宇宙の光のように」
9) ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』~「貴方のそばでは、僕の悩める魂も」*

*DeccaよりCD世界初発売
【演奏】
ジュリエッタ・シミオナート(メッゾ・ソプラノ)(2, 4, 5, 8)
レナータ・テバルディ(ソプラノ)(3, 7-9)
エットーレ・バスティアニーニ(バリトン)(6)
リチャード・タッカー(テノール)(9)
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
シカゴ・リリック・オペラ管弦楽団
【録音】
1956年11月10日、シカゴ、シビック・オペラハウス(ライヴ)

サー・ゲオルグ・ショルティ没後20周年記念

サー・ゲオルグ・ショルティ~マーラー:交響曲第9番

サー・ゲオルグ・ショルティの没後20周年を記念しての発売。その指揮活動の初期の録音の中から、ロンドン交響楽団とのマーラーの交響曲録音です。
1961年に第4番、1964年に第1番、1966年に第2番、そして1967年にこの第9番がDECCAに録音されました。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
マーラー:交響曲第9番ニ長調
【演奏】
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ロンドン交響楽団
【録音】
1967年4月28、29日、5月2、9‐11日、ロンドン、キングズウェイ・ホール

ラフマニノフの前奏曲全曲の貴重な初録音、CD初発売

モーラ・リンパニー~ラフマニノフ:前奏曲集(1941-42年録音)

1941年から42年の間、モーラ・リンパニーはラフマニノフの前奏曲全曲を初めてDECCAに録音しました。それらは月ごとにそれぞれ78rpmレコードで発売されました。今回リマスタリングされ、ピアノの歴史に詳しいスティーヴン・シークの見識ある解説、貴重な写真の数々とともに、これらの録音がDECCAよりCD初発売されます。
モーラ・リンパニーは60年のキャリアの間ずっとラフマニノフの音楽と密接に関わっていました。このほっそりとした若く美しいイギリス女性が、9音から10音届くこの作曲家の大きな手を必要とする、ストラヴィンスキーから「6フィート半のしかめ面」と皮肉を言われ、不朽の名声を与えられた一人の男の作曲した音楽とどう向き合ったのか、興味をそそられる一枚です。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
ラフマニノフ:
1) 前奏曲嬰ハ短調Op.3 No.2
2) 10の前奏曲Op.23
3) 13の前奏曲Op.32
【演奏】
モーラ・リンパニー(ピアノ)
【録音】
1941年5月29日(1)、5月29日、9月25日(2)
1941年9月25日、10月12日、1942年2月20日、6月4日、8月26日(3)
ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ

サー・ゲオルグ・ショルティ没後20周年記念

サー・ゲオルグ・ショルティ~マーラー:交響曲第1番&第3番(2枚組)

サー・ゲオルグ・ショルティの没後20周年を記念しての発売。その指揮活動の初期の録音の中から、ロンドン交響楽団とのマーラーの交響曲録音です。
1961年に第4番、1964年に第1番、1966年に第2番、1967年に第9番、そして1968年に第3番がDECCAに録音されました。このアルバムには第1番と第3番が収録されています。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
マーラー:
1) 交響曲第1番ニ長調
2) 交響曲第3番ニ短調
【演奏】
ヘレン・ワッツ(メッゾ・ソプラノ)(2)
ワンズワース・スクール少年合唱団(2)
アンブロジアン・オペラ合唱団(2)
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ロンドン交響楽団
【録音】
1964年1月17、18日、2月3、5日(1)
1968年1月1‐6日(2)
ロンドン、キングズウェイ・ホール

ヘンデルのアリアを惜しみなく収録した2枚組

サザーランド、グリーヴィ、ロビンソン、アラン、ハーバート~ヘンデル・アリア集(2枚組)

新規リマスタリングされたこの盛り沢山(収録時間145分)のコレクションは、コントラルトのバーナデット・グリーヴィとバスのフォーブス・ロビンソンのリサイタルのアルバムが基本となっています。グリーヴィはキャスリーン・フェリア、ヘレン・ワッツ、ジャネット・ベイカー、ノーマ・プロクターの流れを汲む正統派コントラルトです。彼女の1965年から66年のリサイタルはヘンデルのさまざまなイタリア・オペラ(『オットーネ』『パルテノペ』『アルチーナ』『アドメート』『ロデリンダ』『リナルド』『アタランタ』)から選曲されました。彼女の最大の強みである声の豊かさと同時に、驚くほどの声のテクニックと優れたイタリア語の発声法も披露されました。ロビンソンの1966年のリサイタルではこの作曲家のオペラ、オラトリオ、音楽劇といった幅広い音楽が聴かれます。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
ヘンデル:
《CD 1》
1) 歌劇『オットーネ』~「おお、息子よ」
2) 歌劇『パルテノペ』~「Voglio dire」
3) オラトリオ『アレクサンダー・バルス』~「Convey me to some peaceful shore」
4) 歌劇『アルチーナ』~「森の牧場よ」
5) 歌劇『オットーネ』~「La speranza」
6) 歌劇『アドメート』~「Cangio d’aspetto」
7) 歌劇『ロデリンダ』~「Dove sei」
8) 歌劇『リナルド』~「私を泣かせてください」
9) 歌劇『アタランタ』~「親愛なる森よ」
10) カンタータ『クローリ、ティルシとフィレーノ』~「Come la rondinella」
歌劇『アルチーナ』~
11)「帰ってきて、喜ばせて」
12)「蒼白い亡霊よ」
歌劇『ジュリアス・シーザー』
13)「優しい眼差しよ」
14) 「嵐で難破した船は」
オラトリオ『サムソン』
15) 「With plaintive note」
16)「Let the bright seraphim」
《CD 2》
オラトリオ『エステル』
1)「Tune your harps to cheerful strains」*
2)「Turn not, O Queen, thy face away」*
3) オラトリオ『アレクサンダーの饗宴』~「Revenge, Timotheus cries」
4) 歌劇『エツィオ』~「Se un bell’ardire」
5) オラトリオ『スザンナ』~「Peace crown ‘d with roses」
6) 音楽劇『ヘラクレス』~「The God of Battle」
7) 歌劇『エイシスとガラテア』~「O ruddier than the cherry」*
8) オラトリオ『テオドーラ』~「Wide spread his name」
9) オラトリオ『マカベウスのユダ』~「Arm, arm ye brave」*
10) 歌劇『ベレニーチェ』~「Si, tra i ceppi」*
11) 音楽劇『セメレ』~「Leave me, loathsome light」
12) 歌劇『アルチーナ』~「傷ついた愛に苦悶する者のことを考えよ」
13) オラトリオ『サムソン』~「Honour and arms」

*DECCAよりCD世界初発売
【演奏】
バーナデット・グリーヴィ(コントラルト)(CD 1:1-10)
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)(CD 1:11-16)
ウィリアム・ハーバート((テノール)(CD 2:1)
ハーヴェイ・アラン(バス)(CD 2:2)
フォーブス・ロビンソン(バス)(CD 2:3-13)
【録音】
1965年10月26‐29日、1966年2月14日(CD 1:1-10)
1966年9月6‐9日(CD 2:3-13)、1960年8月15‐18日(CD 1:16)
ロンドン、キングズウェイ・ホール
1958年3月(CD 1:11, 12, CD 2:1, 2)、1963年7月3‐6日(CD 1:13, 14)
1963年6月(CD 1:15)
ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ

色とりどりの名曲が勢ぞろい

コンセルトヘボウ・ロリポップ~管弦楽名曲集(2枚組)

世界で最も有名なオーケストラの一つ、コンセルトヘボウ管弦楽団のLP全盛時代の18年間に録音された非常に魅力的なコレクションです。1883年に創設されたこの楽団は他の多くの楽団と違い、演奏だけでなくリハーサルも録音もホールで行います。このホールは、ホール自体が一つの壮麗なアコースティック楽器であるといっても過言ではないくらい楽団と一体化していて、楽団はその恩恵を受けてすばらしい録音を多く遺しています。1950年代から1970年代の間、レコーディングのセッションが順調で、メインの曲がスケジュールを前倒しして進んだ時、余った時間は無駄にせず、短めの小品の録音に充てられました。そうした録音はLPにちょうどよく収められ、魅力的な商品となりました。45rpmレコードのみで発売されることもあり、それらはカタログからもまもなく消えていきました。それらの曲が、音楽の歴史に詳しいニーク・ネリッセンによって専門的に集められたのがこの《コンセルトヘボウ・ロリポップ》です。ネリッセンはこのアルバムにも興味深い解説を寄せています。
(ユニバーサルミュージック)

【曲目】
《CD 1》
1) シューベルト/ギロー編:軍隊行進曲第1番*
2) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲*
3) クラーク:トランペット・ヴォランタリー*
4) ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲*
5) トマ:歌劇『ミニョン』序曲*
6) グリーグ:2つの悲しい旋律Op.34*
7) ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』*
8) シベリウス:フィンランディアOp.26 No.7
9) グリンカ:『ルスランとリュドミラ』序曲*
10) リムスキー=コルサコフ『ロシアの復活祭』序曲Op.36
11) ボロディン/リムスキー=コルサコフ編:だったん人の踊り(歌劇『イーゴリ公』より)
《CD 2》
1) ヴェルディ:歌劇『運命の力』~シンフォニア*
2) ベルリオーズ:歌劇『ベンヴェヌート・チェッリーニ』序曲*
3) フランク:交響詩『アイオリスの人々』
4) サン=サーンス:死の舞踏Op.40*
5) ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソOp.66*
6) R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』~ワルツ組曲*
7) エルガー:威風堂々第1番*
スーザ:
8) 行進曲『忠誠』*
9) 星条旗よ永遠なれ*

*DECCAよりCD世界初発売
【演奏】
パウル・ファン・ケンペン(指揮)(CD 1:1, 2)
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)(CD 1:3-8, CD 2:9)
ベルナルト・ハイティンク(指揮)(CD 1:9, CD 2:1, 2, 4, 5)
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)(CD 1:10, 11)
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)(CD 2:3)
オイゲン・ヨッフム(指揮)(CD 2:6)
アンタル・ドラティ(指揮)(CD 2:7, 8)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】
1950年12月(CD 1:1, 2)、1952年5月(CD 1:3)、1956年4月(CD 1:4, 5)
1956年9月(CD 1:7)、1957年6月(CD 1:8)、1958年5月(CD 1:6)19589月(CD 2:9)
1959年9月(CD 2:7, 8)、1960年9月(CD 2:6)、1962年9月(CD 2:4)
1963年9月(CD 2:5)、1964年1月(CD 2:3)、9月(CD 1:10, 11)、12月(CD 2:1)
1965年12月(CD 1:9)、1968年9月(CD 2:2)
アムステルダム、コンセルトヘボウ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年07月21日 00:00