モントゥー&ロンドン響の1963年チャイコフスキー・ステレオ・ライヴがXRCD化!
素晴らしい音質と見事な演奏で有名なモントゥーの代表的名盤が復活!
初出時大変な話題となった最晩年のステレオ録音ライヴ
チャイコフスキーの本質に迫る、粋で味な巨匠の芸術がここに!!
モントゥー最晩年、死の年の前年に行われたライヴを収録したアルバムです。Vanguard Classic提供の公式音源に名エンジニア杉本一家氏がリマスターを施し、通常CDプレーヤーで再生可能な高音質フォーマットであるXRCDとして丁寧に仕上げました。初出時、その大変良好な音質で話題となった有名なステレオ録音の名演が、さらに素晴らしい音質に生まれ変わりました。
ピエール・モントゥー(1875-1964)は若いころブラームスの弦楽四重奏曲を作曲家本人の前で演奏したことでも有名な音楽家です。その後指揮者として、ディアギレフでおなじみのロシア・バレエ団での活躍を皮切りに、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、ボストン交響楽団、パリ交響楽団など各国のオケを指揮。古典的レパートリーに加え、『ダフニスとクロエ』『春の祭典』やプロコフィエフの交響曲第3番といった20世紀の大曲の初演も手掛けています。晩年(1961年以降)はロンドン交響楽団の首席指揮者のポストにつき、1963年には同オケと共に来日しました。
チャイコフスキーが亡くなったとき、モントゥーは18歳でした。自らが年齢を重ねたのち、同じ時代を生きた音楽家として奏でるチャイコフスキーはやはり格別のものが感じられます。高い集中力と自然な息遣いが特徴で、誇張の無いバランス感覚が素晴らしい、説得力抜群の名演奏。モントゥー唯一の録音であるピアノ協奏曲第1番では、この演奏会の前年(1962年)に第2回チャイコフスキー・コンクールでアシュケナージと1位を分け合い英国屈指の名手として名を挙げたオグドンと共演しています。
(キング・インターナショナル)
モントゥー・コンダクツ・チャイコフスキー
[CD1]
幻想序曲『ロミオとジュリエット』
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
[CD2]
交響曲第5番ホ短調 Op.64
ピエール・モントゥー(指揮)
ロンドン交響楽団
ジョン・オグドン(ピアノ)
録音:1963年5月31日/ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ、ステレオ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2017年09月21日 00:00