ザ・スミス(The Smiths)のヴォーカル、モリッシー(Morrissey)が約3年振りとなるソロ・アルバムをリリース
NME誌が「史上最も影響力のあるバンド」と評したザ・スミスのヴォーカルにして詩人である孤高のカリスマ、モリッシーが約3年振りとなる新作スタジオ・アルバム『Low In High School』を引っ提げ、シーンに戻ってきた!
The Smithsの最高傑作『ザ・クイーン・イズ・デッド』2017最新リマスター盤>>>
自身のレーベル、<ETIENNE RECORDS>からの第1弾アルバムとなる本作。プロデュースを手掛けたのは、フランク・ザッパやザ・ストロークス、ベック、ザ・ホワイト・ストライプスなどの仕事で知られるジョー・チッカレリ。アルバムからのファースト・シングル「Spent The Day In Bed」は、キーボードの印象的なラインから始まるメランコリックも美しいメロディーに、「ニュースを見るのを・・・やめんだ、ニュースは君を怖がらせようと目論んでいるのだから」や「自分を労わって何が悪い」の一節から「バスもない、ボスもいない、雨も降らず、電車も来ず」のリフレインが繰り返される、モリッシー節全開の1曲。これを筆頭に、アルバムには「I Wish You Lonely(君の孤独を願う)」、「I Bury The Living(生きるものを埋める)」、「The Girl From Tel-Aviv Who Wouldn't Kneel(ひざまずくのを拒んだテルアビブ出身の少女)」、「Who Will Protect Us From The Police? (誰が警察から守ってくれるの?)」と中々挑発的なタイトルが並んでいる。これらの楽曲を通して、時に政治家を非難したり、また権力者を尋問したり、そしてある時は古典的ラヴストーリーを愉しんだりと、興味深くも扇動的、内省的で知的な詞世界が、モリッシーならではの情熱と皮肉と愛が複雑に入り混じる語り口で描かれている。
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掲載: 2017年10月04日 11:11