Johnny Marr(ジョニー・マー)|今までに培ってきたサウンド・スタイルを縦横無尽に展開させた4つの章からなる最新作『FEVER DREAMS PTS 1-4』
比類なき旅路の中で培ってきたサウンドのボキャブラリー、その全てを封じ込めた英国ロックの神髄がここに!
UKロック・シーンにおける最重要アーティスト、ジョニー・マー。伝説的ロック・アクト、スミスのギタリストであり、ソロ・アーティストとしても非常に高い評価を受け、類まれなるセンスでシーンに刺激を与え続ける彼が、今までに培ってきたサウンド・スタイルを縦横無尽に展開させた4つの章からなる最新作『FEVER DREAMS PTS 1-4』を完成させた! 練り上げられた起承転結のある幻想的なアルバムは、ジョニー・マーという男の比類なき才能を強く感じさせてくれる…
「スミスを卒業してから今まで、私が培ってきた一連の影響や幅広いサウンドを表現してきたが、このアルバムではその全てを聴くことができるよ。今作にはたくさんの音楽的要素が含まれているんだ。意識してそうしようと思ったわけではないけど、思うにサウンドのボキャブラリーっていうのが私の中で増えてきたんだろうな。その全てこうこうして活用することができて、とても満足しているよ」 ─ ジョニー・マー
2013年に発表したソロ・デビュー作『THE MESSENGER』では全英10位を記録、続く2014年のセカンド・ソロ作『PLAYLAND』では全英9位を、そして2018年の前作『CALL THE COMMET』では全英7位を記録し、その貫禄の存在感を見せつけてくれる彼が放つこの最新作『FEVER DREAMS PTS 1-4』は、その名と通りそれぞれ4曲づつから構成される4つの章に分かれた全16曲を収録したアルバムだ。十分に練り上げられた構成力をもって創り上げられたこのアルバムは、まさに起承転結に満ちた、幻想的で広がりを感じさせる作品なのだ。
『FEVER DREAMS PTS 1-4』は、多くのコンセプトやテーマを追求する作品だ。このアルバムの制作中、世界が事実上閉ざされていたため、ジョニーは自分の内面と、他人の感情や心理状態を喚起することに集中しながら楽曲を創り上げていった。ジョニーはこう語っている。「このアルバムはインスピレーションに満ちた作品なんだ。毎日レコーディングをするのが待ち遠しかったよ。でも、同時にこの作品を創り上げるために、私は自分の内面に深く踏み込んでいかなくてはならかなった」
このアルバムは、現在と過去はもちろんのこと、未来にも目を向けており、最も困難な時代であっても希望は続いていく、という確固たる信念を持った作品だともいえるだろう。「Hideaway Girl」や「Lightning People」、「Tenement Time」といった楽曲はアンセミックな盛り上がりを持つ曲だが、「The Speed Of Love」や「Rubicon」といった楽曲では、このプロジェクトが強調する空間を最大限に活用した内省的で探求的な曲となっている。ここにある総ての曲に共通するのは、2つの重要な要素だ。それは、ジョニー・マーという男が歩んできたキャリアにおける、多種多様な音楽の響き、そして、ジョニーが「歌の言語(The Language of the Song)」と呼ぶ、より直接的で、感情的で深い人間性を持った歌詞だ。
昨年、Crazy Face Factoryでレコーディングが行われたこの『FEVER DREAMS PTS 1-4』は、共同プロデューサーのドヴィアック、ベーシストのイワン・グロノフ、ドラマーのジャック・ミッチェル、といったジョニー・マーの長年のバンドと共に創り上げられたアルバムだ。また、今作にはマサチューセッツ州を拠点にするシンガー・ソングライター、メレディス・シェルドンがアルバム全編でバッキング・ヴォーカルで参加している他、3曲ではプライマル・スクリームのシモーヌ・マリーがベースで参加している。
輸入盤CD
輸入盤LP
■収録曲
01. Spirit Power and Soul
02. Receiver
03. All These Days
04. Ariel
05. Lightning People
06. Hideaway Girl
07. Sensory Street
08. Tenement Time
09. The Speed of Love
10. Night and Day
11. Counter Clock World
12. Rubicon
13. God's Gift
14. Ghoster
15. The Whirl
16. Human
タグ : UK/US INDIE アナログレコード
掲載: 2021年10月29日 17:41