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アレッサンドリーニ最新盤は極上の合奏編曲で聴くJ.S.バッハ『変奏曲にもとづく変奏曲』

アレッサンドリーニ


2017年6月に久々に来日し、やわらかな声と器楽のアンサンブルで聴衆を魅了したアレッサンドリーニ、最新盤の登場。
『変奏曲にもとづく変奏曲』と題し、J.S.バッハが書いた変奏曲を、さらに変奏(編曲)した1枚です。すべてアレッサンドリーニが編曲しています。
冒頭のパッサカリアから、原曲はオルガン曲ですが、まるで通奏低音と弦楽合奏のために作曲されたかのような壮麗な世界に一気に引き込まれます。
ゴルトベルク変奏曲では、アレッサンドリーニがゆったりと歌い上げるチェンバロと、コンチェルト・イタリアーノのメンバーによる芳醇で豊かな色彩感の演奏に圧倒されます。アレッサンドリーニの才が冴えわたる1枚です。
(キングインターナショナル)
『J.S.バッハ~変奏曲にもとづく変奏曲(Variations on variations)』
【曲目】
1.パッサカリア ニ短調
~パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582(オルガン曲)に基づく
2.ヴァイオリンと通奏低音のためのイタリア風のアリアと変奏
~イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989(鍵盤独奏曲)に基づく
3.カンツォーナ ニ短調
~オルガンのためのカンツォーナ ニ短調 BWV 588に基づく
4.ゴルトベルク変奏曲
~ゴルトベルク変奏曲 BWV 988に基づく
【演奏】
リナルド・アレッサンドリーニ(チェンバロ)
コンチェルト・イタリアーノ
編曲:リナルド・アレッサンドリーニ(すべて)
【録音】
2017年5月8-11日、イタリア

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年10月18日 00:00