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豪エロクアンス~合唱指揮者と同時にオルガニストとして活躍したサイモン・プレストンの名盤が復活!

プレストン2


DG、Deccaの名盤復刻シリーズとして絶大なる人気を誇る「オーストラリア・エロクアンス」シリーズ。サイモン・プレストンは合唱指揮者として活躍すると同時に、素晴らしいオルガン奏者でもありました。今回、プレストンがArgo/Deccaに行ったソロ・オルガン録音をすべて収録したシリーズ5タイトルが発売!

ウェストミンスターのオルガニスト、プレストン初期の録音集

ウェストミンスター寺院のサイモン・プレストン(2枚組)

プレストンはロイヤル・フェスティバル・ホールでデビューを果たした1962年から1967年に副オルガニスト、その後1981年から1987年に正オルガニストと聖歌隊隊長としてウェストミンスター寺院の職務についていますが、この録音はその最初の期間に行われたものです。特にヴィドールの『トッカータ』はまさしく最初に録音されたものです。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
《CD 1》
1) J.S.バッハ:シュープラー・コラール集
モーツァルト:
2) 自動オルガンのための幻想曲ヘ短調K.608
3) アダージョとアレグロへ短調K.594
《CD 2》
1) ウォルトン:戴冠行進曲『王冠』(ハーバート・マリル編)
2) クラーク:デンマーク王子の行進曲(サイモン・プレストン編)
3) ヘンデル:死の行進(オラトリオ『サウル』HWV53より)(F.カニンガム・ウッズ編)4) クラーク:トランペット・チューン(伝パーセル)(C.H.トレヴァー編)
5) エルガー:帝国行進曲Op.32(ジョージ・C. マーティン編)
6) ヴィエルヌ:フィナーレ(オルガン交響曲第1番ニ短調Op.14より)
7) ワーグナー:巡礼の合唱(歌劇『タンホイザー』より)(E.H.ルメア編)
8) ギルマン:ヘンデルの主題による行進曲Op.15
9) シューマン:練習曲第5番(ペダル・ピアノのための練習曲集Op.56より)(ジョン・E.ウェスト編)
10) カルク=エーレルト:凱旋行進曲「いざもろびとよ、神に感謝せよ」Op.65
11) ヴィドール:トッカータ(アレグロ)(オルガン交響曲第5番へ短調Op.42 No.1)
【演奏】
サイモン・プレストン(オルガン)(ウェストミンスター寺院のオルガン)
【録音】
1963年6月(CD 2:11)
1964年2月24、27日(CD 1)
1965年5月3‐7日(CD 2:1-10)
ロンドン、ウェストミンスター寺院

マックスウェル・デイヴィス圧巻の大作など、イギリス作品を多数収録

サイモン・プレストン~20世紀オルガン音楽(2枚組)

20世紀の作曲家によるオルガン音楽を収録しています。プレストンはその前年夏にオルガン給費生だったケンブリッジ・キングス・カレッジを去ったばかりの1963年春に、グロスタシャー州サイレンセスターに招待されました。その町のグラマー・スクールで音楽を担当していたのが、1960年代戦後のイギリス音楽の火付け役として名を知られていたピーター・マックスウェル・デイヴィスでした。プレストンも同じようにイギリスの主な合唱団体を監督し、レベルの向上に貢献していました。プレストンはそのマックスウェル・デイヴィスによる、中世の定旋律「おお大いなる神秘」に基づく大作となる幻想曲を録音。この作品と企画は音楽教育の草分けで、幻想曲そのものからはこの作曲家が長大な作品を非常に巧みに組み立てていることがわかります。この後あまり録音される機会はなく、初演となるこの曲は現在でも一切その強い影響力を失っていません。1曲(ブリテンの『ヴィットリアの主題による前奏曲とフーガ』)を除くすべての曲がデッカによる世界初CD化となっています。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
ヒンデミット:オルガン・ソナタ
1) 第1番*
2) 第2番*
3) 第3番*
4) マックスウェル・デイヴィス:おお大いなる神秘*
5) エルガー:オルガンのためのソナタOp.28*
6) レイトン:賛歌*
7) ブリッジ:アダージョ*
8) ハウエルズ:オルガンのためのラプソディOp.17 No.3*
9) ティペット:モンテヴェルディの晩祷による前奏曲*
10) ブリテン:ヴィットリアの主題による前奏曲とフーガ

*DECCA世界初CD化

【演奏】
サイモン・プレストン(オルガン)
(イズリントン、福音史家聖ヨハネ教会のオルガン[1-3]、ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホールのオルガン[4]、ブリストル、コルストン・ホールのオルガン[5-10])ピーター・マックスウェル・デイヴィス(指揮)
サイレンセスター・グラマー・スクール合唱団
サイレンセスター・グラマー・スクール管弦楽団(4)
【録音】
1970年2月12、13日、イズリントン、福音史家聖ヨハネ教会(1-3)
1962年3月、グロスタシャー州、サイレンセスター、1963年3月、ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホール(4)
1967年1月5‐6日、ブリストル、コルストン・ホール(5-10)

3つのオルガンで弾き分けたメシアンの作品集

サイモン・プレストン~メシアン:オルガン作品集(2枚組)

プレストンはその時期イギリスではあまり知られていなかったメシアンのオルガン作品をリサイタルや録音で積極的に採り入れました。ここではキングス・カレッジ・チャペル、ウェストミンスター寺院、セント・オールバンズそれぞれのオルガンで演奏しています。『主の降誕』以外の曲がデッカによる世界初CD化となっています。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
メシアン:
1) 天上の宴*
2) 主の降誕
3) キリストの昇天*
4) 栄光に輝く身体*

*DECCA世界初CD化

【演奏】
サイモン・プレストン(オルガン)
(ケンブリッジ、キングス・カレッジ・チャペルのオルガン[3]、ウェストミンスター寺院のオルガン[2]、セント・オールバンズ大聖堂のオルガン[1, 4])
【録音】
1962年8月3、4日、ケンブリッジ、キングス・カレッジ・チャペル(3)
1965年5月3‐7日、ロンドン、ウェストミンスター寺院(2)
1969年7月、セント・オールバンズ、セント・オールバンズ大聖堂(1, 4)

精力的に録音をこなした60年代のプレストンの名演集

サイモン・プレストン~ロマン派オルガン作品(2枚組)

ヨーロッパのロマン派オルガン作品を収録しています。1960年代、サイモン・プレストンのオルガンのLPは数ヵ月おきに出されていました。それほどその演奏は人気が高く、プレストンは録音のための時間管理も上手にこなし、イギリスの若きオルガニストとしての重責もさりげなく受け入れているようでした。フランクの『コラール第2番』を除いて、すべてデッカによる世界初CD化です。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
1) ブラームス:コラール前奏曲集Op.122 No.1, 8, 4,&10*、フランク:2) プレリュード、フーガと変奏曲Op.18*、3) コラール第2番ロ短調、4) 英雄的小品*、レーガー5) トッカータ ニ長調Op.59 No.5*、6) フーガ ニ長調Op.59 No.6*、7) コラール『腹立ちまぎれに我を罰するな』による幻想曲Op.40 No.2*、8) ロイプケ:詩篇94番によるソナタ ハ短調*、リスト:9) コラール『私達へ、魂の救いを求める人々へ』による幻想曲とフーガS259*、10) バッハの名による幻想曲とフーガS.529*

 *DECCA世界初CD化

【演奏】
サイモン・プレストン(オルガン)
(セント・オールバンズ大聖堂のオルガン[1]、ケンブリッジ、キングス・カレッジ・チャペルのオルガン[2-4]、ウェストミンスター寺院のオルガン[5-8]、ハル、シティ・ホールのオルガン[9, 10])
【録音】
1968年1月15‐17日、セント・オールバンズ、セント・オールバンズ大聖堂(1)
1962年8月3, 4日、ケンブリッジ、キングス・カレッジ・チャペル(2-4)
1964年2月24, 27日、ロンドン、ウェストミンスター寺院(5-8)
1966年7月26, 30日、ハル、シティ・ホール(9, 10)

アメリカのオルガンで奏される華やかなヴィルトゥオジティ

サイモン・プレストン~アメリカ変奏曲/華麗なるオルガン作品集

このアルバムはプレストンがアメリカのオルガンで録音したものです。壮麗なスーザの『星条旗よ永遠なれ』で始まり、作曲と演奏、双方の華麗なるヴィルトゥオジティが繰り広げられています。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
1) スーザ:星条旗よ永遠なれ
2) サン=サーンス:死の舞踏Op.40(ルメア編)
3) アイヴズ:アメリカ変奏曲
4) バック:夏の最後のバラOp.59
5) ボッシ:交響的練習曲Op.78
6) ルメア:アダージョ変ニ長調『月光とバラ』
7) ギルマン:オルガン・ソナタ第1番ニ短調Op.42
【演奏】
サイモン・プレストン(オルガン)
(ボストン、メシュエン・メモリアル・ミュージック・ホールのオルガン)
【録音】
1988年3月22‐24日、ボストン、メシュエン・メモリアル・ミュージック・ホール

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年11月07日 00:00