Naxos~2017年11月発売予定新譜情報(16タイトル)
幅広いレパートリーと実力派アーティストの録音を楽しめる事で人気の廉価レーベルNaxosレーベルの新譜情報です。このレーベルでしか聴けない珍しい曲も多数含まれており興味深い作品も多数。良質な演奏を安価でお求めいただけます!
今月はズヴェーデン&香港フィルによる《ワーグナー:ニーベルングの指環》ツィクルス第3弾となる“ジークフリート”(CDとブルーレイ・オーディオの2形態で発売)に、ショスタコーヴィチ:映画音楽「馬あぶ」全曲版、ダレル・アン&リール国立管によるオッフェンバック:序曲集、金管アンサンブル「セプトゥーラ」の金管七重奏のための音楽集第5集など多彩な16タイトルがリリースされます。
ワーグナー(1813-1883):楽劇《ジークフリート》全曲
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指揮)香港フィルハーモニー管弦楽団
2015年の《ラインの黄金》,2016年の《ワルキューレ》に続く香港フィルハーモニーとヤープ・ファン・ズヴェーデンの《ワーグナー:ニーベルングの指環》ツィクルス第3回目。すっかりおなじみとなった演奏会形式によるこの上演は、ツィクルスの中でも最も登場人物の少ない《ジークフリート》の緊密で息詰まるやりとりを的確に伝えています。魔法世界の中で繰り広げられる英雄の成長物語を歌い上げるのは名手サイモン・オニール。それを見守るのは、現代最高のバス・バリトン歌手マティアス・ゲルネ。もちろんズヴェーデン/香港フィルの音色は重厚であり、ワーグナーの求めたであろう響きを的確に紡ぎ出しています。ズヴェーデンは2018年のシーズンからニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任することが決定しています。
(ナクソス・ジャパン)
ショスタコーヴィチ(1906-1975):映画音楽「馬あぶ」全曲 他(マルク・フィッツ=ジェラルド復刻版…全曲世界初録音)
マルク・フィッツ=ジェラルド(指揮)ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
ショスタコーヴィチの全作品の中でも高い人気を誇り、かつ“異色の作風”として知られる「ロマンス」は、この映画「馬あぶ」の中の1曲です(アルバムではトラック4)。この美しい曲が映画のどの場面で使われているのか、ましてや、作品のストーリーを知る人はほとんどいないでしょう。舞台は19世紀のイタリア。政治不安の中、信仰を捨ててまで地下活動に身を投じた青年を主人公とするこの物語はなんとも皮肉と風刺に満ちており、タイトルの「馬あぶ」というのは、重傷を負いながらも、権力と戦うアーサーのあだ名です。最後まで権力に抵抗し銃殺刑に処せられるアーサー。彼が心から思い続けていたジェンマ。彼らの心情が克明に描かれたこの映画のサウンドトラックを、指揮者フィッツ=ジェラルドが復刻。壮大なオーケストレーションで聴かせています。
(ナクソス・ジャパン)
金管七重奏のための音楽集 第5集~フォーレ、ラヴェル、ドビュッシー
金管アンサンブル「セプトゥーラ」
人気の金管アンサンブル「セプトゥーラ」のアルバム第5集は、20世紀初頭のフランス音楽集。この時代、管楽器の独奏曲は数多く書かれましたが、室内楽としての作品はほとんどありません。そこで「セプトゥーラ」のメンバーたちは、ラヴェル、フォーレ、ドビュッシーの作品を巧みに編曲し、実に豊かな音色で楽しませてくれます。「マ・メール・ロワ」のオーケストラ版とも違う精緻な響き、トランペットやトロンボーンが縦横無尽の活躍を見せるフォーレの一連の歌曲、ピアノのために書かれた「前奏曲」が華麗な響きを纏うドビュッシー作品。どれも誰もが知っている原曲とは全く違う香りを放っています。
(ナクソス・ジャパン)
他、新譜タイトルの詳細は下記の「関連商品」をご参照ください。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2017年11月13日 00:00