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モリッシー(Morrissey)最新シングル「Jacky's Only Happy When She's Up on the Stage」が7インチ・アナログで発売

Morrissey

現代英国のアイコンで影響力のある、一筋縄ではいかない、インスピレーションを想起する、独創性に富んだ、先鋭的で扇動的、 崇拝を集める、歯に衣を着せない、ロマンチスト――モリッシーというアーティストは一つの言葉では到底言い表すことが出来ない。NMEが「史上最も影響力のあるバンド」と評したザ・スミスのヴォーカルにして詩人である彼は、英国音楽シーンのカリスマとして、圧倒的存在感を誇っている。

その彼が約3年振りに世に投げかけた新作スタジオ・アルバム『LOW IN HIGH SCHOOL』。自身のレーベル、ETIENNE RECORDSからの第1弾アルバムとなる本作からのセカンド・シングルが「Jacky's Only Happy When She's Up On The Stage」である。英国のEU離脱を指しているとも言われるこの曲だが、モリッシーがBBC Radio6で本曲を披露した際にも、コーラス部分を英国のEU離脱を意味するフレーズ、 “Brexit, exit, Brexit, exit.”と歌い替えたことも一部で話題となった。(本シングルに収録されているオリジナル・ヴァージョンには、勿論このフレーズは入っていない)

B面には、エルヴィス・プレスリーのカヴァー「You'll Be Gone」のライヴ・ヴァージョンが収録!

アルバムに収録されている他の曲同様「Jacky's Only Happy When She's Up On The Stage」のレコーディングは、フランスのラ・ファブリーク・スタジオとローマにエンニオ・モリコーネが所有するフォーラム・スタジオで行われ、プロデュースは、フランク・ザッパやザ・ストロークス、ベック、ザ・ホワイト・ストライプスなどの仕事で知られるジョー・チッカレリが手掛けている。

つい最近も「寒すぎる」という理由でVina Robles Amphitheatreのカリフォルニア公演をキャンセルしたとメディアを賑わせたモリッシー。現代世界を見詰め、一人で闘いを挑み続けている英国音楽シーン、孤高のカリスマ、モリッシー。彼の歌詞と美しい旋律は、きっと今日も世界のあちこちにいる孤独な魂たちを鼓舞し続けるのだ。

タグ : UK/US INDIE

掲載: 2017年11月27日 15:37