ピアノズ・ビカム・ザ・ティース(Pianos Become The Teeth)、ポスト・ハードコア・ファン注目の新作『Wait for Love』をリリース
2006年にボルチモアで産声をあげ、数々のスプリット作品をリリースしながら2009年にアルバム・デビューを果たし、その美麗スクリーモ・サウンドでありながらただ勢いにまかせただけではなくしっかりと練り上げられたサウンドで、エモ/スクリーモ・シーンから一気に注目を集めていったバンドが、このPIANOS BECOME THE TEETHだ。
通算4作目となるこの最新作『WAIT FOR LOVE』。前作同様、CIRCA SURVIVEやBRAIDらを手掛けるWill Yipをプロデューサーに迎え制作された今作では、前作で見せたそのサウンドの深化をより際立たせ、ヘヴィでダークなサウンドの中に輝く切ないメロディ・ラインや、感情をほとばしらせながら抑え目に歌われるそのヴォーカル・スタイルで、より深層に潜む感情を揺さぶるサウンドを確立しているのだ。2013年にスプリットをリリースしたTOUCHE AMOREにも通じる感動的なまでにドラマティックな激情ロック・サウンドと、まるで聴く者の心に沁み込んでいくような歌声は、彼らをさらに別格の存在へと押し上げるほどの完成度を誇っている。
タグ : PUNK/EMO
掲載: 2018年01月09日 14:33