「ダンスの競演」がテーマ!オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ第118回定期演奏会のライヴ録音『交響的舞曲』!
2017年10月29日、ザ・シンフォニーホールで行われた、オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ第118回定期演奏会のライヴ録音。指揮は、同年4月よりシオン正指揮者に就任した西村友です。
“ダンスの競演”をテーマに、前半ではスミスの「華麗なる舞曲」とスパークの「ダンス・ムーヴメント」、そして後半では西村友の新たな編曲により、ラフマニノフ最後の大作「交響的舞曲」が採り上げられました。
スミスやスパークの吹奏楽オリジナル作品ではその華やかな技巧・多彩なサウンドによるダンス音楽を、そして管弦楽からのアレンジであるラフマニノフ作品からは作曲者の心の葛藤を綴ったダンス音楽を、存分にお楽しみください。
(フォンテック)
『交響的舞曲』
【曲目】
C.T.スミス:華麗なる舞曲
P.スパーク:ダンス・ムーヴメント
S.V.ラフマニノフ(西村友 編):交響的舞曲
西村友:ある英雄の記憶 ~「虹の国と氷の国」より~
【演奏】
西村友(指揮)
オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ
【録音】
2017年10月29日 ザ・シンフォニーホール(ライヴ録音)
<西村 友(指揮)>
東京音楽大学器楽学科に学んだ後、三枝成彰氏のオフィス・メイコーポレーションでアシスタントを務め指揮者として活動を開始。管弦楽、吹奏楽、合唱、ミュージカル、オペラ、バレエ、レコーディング、映像出演等、幅広い分野でタクトをとる。
2003 年プロコフィエフ国際指揮者コンクール(サンクトペテルブルク)では本選に選出され、「熱く情熱的なその音楽と、明瞭で情緒に富む解釈は演奏者・聴衆ともに惹きつけるものがある」と評された。
舞台作品でのキャリアはオペラ・バレエ・ミュージカル等数多い。劇団四季ミュージカル『ライオン・キング』では初演から14 年にわたって指揮を務めたほか、ミュージカル『家なき子』『グランド・ホテル』『ハウ・トゥ・サクシード』『スクルージ』等数多くの作品で指揮・アレンジを担当している。交響劇『船に乗れ』での指揮と編曲は「既存の枠を超えた新たな音楽と舞台の可能性を開拓した」と評され、メディアでも大きく取り上げられた。自身の作曲によるミュージカル『銀河鉄道の夜』(劇団ひまわり)は渋谷・池袋・大阪・横浜等で上演され成功を収めた。吹奏楽コンサート形式にアレンジした公演は音楽誌上でも絶賛され、CD も発売されている。
オペラの分野でも、多くのクラシックオペラを手掛ける一方で、「キララ~南の国の雪女」「太陽の子」「ブラック・ジャック」(宮川彬良)等の新作にも積極的に参加している。近年では歌唱指導者としてもその才能を発揮している。
管弦楽・吹奏楽でも多くの楽団に客演しているが、2013 年、東京シティ・フィルと共演した「カルミナ・ブラーナ」「グロリア」は文化庁芸術祭の大賞を受賞した。
作曲家としても、室内楽作品・管弦楽・吹奏楽・映像・舞台作品等、多岐にわたって作品を発信し続けている。近年の吹奏楽作品では「バンド維新2014」委嘱作品『シュレーディンガーの猫』、2015 年朝日作曲賞入選の2016 年度全日本吹奏楽コンクール課題曲『ある英雄の記憶~“虹の国と氷の国”より』等が話題を呼んだ。オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラにもアレンジ作品等を提供している。
<オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ>
1923 年(大正12 年)に誕生以来『Shion(しおん)』の愛称で親しまれている交響吹奏楽団。2015 年3 月より「Osaka ShionWind Orchestra」となる。クラシックからポピュラーまで誰もが楽しめるコンサートを展開し、各都市での演奏会や吹奏楽講習会、CD 録音など、幅広い活動を通して音楽文化の向上と発展のために力を注いでいる。これまでに3 度の大阪文化祭賞、日本民間放送連盟賞、日本吹奏楽アカデミー賞演奏部門賞、大阪芸術賞、なにわ大賞を受賞。2014 年4 月より宮川彬良が音楽監督、秋山和慶が芸術顧問に、2017 年4 月より西村友が正指揮者に就任。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年05月14日 00:00