バロック・マンドリン・アンサンブル「アルテマンドリン」による『マンドリンのためのナポリの協奏曲』
オリジナル楽器としてのマンドリンの古雅で多彩な魅力を堪能できるアルバム。
古典マンドリン・アンサンブルである「アルテマンドリン」。3人の古典マンドリン、バロック・ギター、ヴィオローネ、鍵盤楽器の計6人のアンサンブルは、バロック~古典派時代のマンドリンの演奏スタイルなどを研究し、当時のマンドリンの「栄光の時代」を現代によみがえらせます。
当時行われていたであろう、宮廷や家庭などで楽しむ小編成のためのオペラ・アリアのように、マンドリン・アンサンブル用に再現・編曲し、新たなる再現を試みています。マンドリンは、18世紀には協奏曲の独奏楽器として、また室内楽やオペラにおいて弦楽器や管楽器との組み合わせでも重用されるなど、サロンや宮廷においても独奏楽器として一定の地位を築いていました。特にナポリでは、特殊なテクニックを備えた「ナポリ・マンドリン楽派」とも呼ばれるグループも存在していました。
ここでは、「独奏マンドリンと弦楽合奏」という編成ではなく、通奏低音以外は古典マンドリンとバロック・ギターといった撥弦楽器が使用され、調和のとれた紆余曲折、華麗な旋律と独創性で作品を魅了します。
ピリオド楽器によるこうした編成での演奏は何と世界初!
(ソニーミュージック)
【曲目】
1. ジョヴァンニ・パイジエッロ:マンドリン協奏曲 変ホ長調
2. ジュゼッペ・ジュリアーノ:マンドリン協奏曲 変ロ長調
3. ドメニコ・ガウディオーソ:マンドリン協奏曲 ト長調
4. カルロ・チェチェーレ:マンドリン協奏曲 イ長調
5. ジョヴァンニ・パイジエッロ:マンドリン協奏曲 ハ長調
【演奏】
アルテマンドリン(バロック・マンドリン・アンサンブル)
【録音】
2017年8月14-17日、フランス、ロンウィ、サン=マルタン・デュ・モン教会
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年06月26日 00:00