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デイヴィッド・サンボーン、プリンスのサウンドを支えたキーボーディスト&サウンド・クリエイター、リッキー・ピーターソン(Ricky Peterson)、20年振りの新作

RP

photos by Boris Breuer

ミネアポリス出身、20 年以上にわたってデイヴィッド・サンボーン・バンドの中核を担い、90年代半ばのプリンス作品『( Gold Experience』『Emancipation』『Crystal Ball』)に参加し、名曲“The Most Beautiful Girl in the World”のプロデュース/アレンジもつとめたサウンド・クリエイター、リッキー・ピーターソン。
これまでの共演ミュージシャンはビリー・ジョエル、ジェームス・テイラー、ボズ・スキャッグス、チャカ・カーン、アニタ・ベイカー、レイラ・ハサウェイ、ジョージ・ベンソン、カーク・ウェイラム他、あらゆるジャンルの多くのアーティストたちから絶大な信頼を寄せられる存在でもある。
本作は才気あふれるリッキーの実に20年振りとなる5作目のソロ作品。

アルバムはR&Bのグルーヴとソフィスティケイトされたハーモニー&サウンド・センスを感じさせるオープニング“Drop Shot”でスタート。20年前にリリースしたウィンダムヒルでのソロ作『Souvenir』のオープニングも飾った鉄壁の一曲。“Snake”“Full House”はかつてサンボーン&マーカスが組んだライヴではハイライトとなるシーンで演奏されて、観客を最高にわかせたR&Bインスト・ナンバーで、ここでフィーチャーされるリッキー・ピーターソンのソロはゴキゲン、当時共演した際の空気感を伝えてくれる。この他カヴァーでは、ボビー・コールドウェル“風のシルエット”(ヴォーカルも含め、かつて自身のアルバム『スマイル・ブルー』でもカヴァー)、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの“Thank you”、ラストにはプリンスの名曲“Sexy MF”を収録。

共演するのはヨーロッパを代表し、ケルンに本拠を置くWDRビッグ・バンド。今回はチーフ・コンダクターにボブ・ミンツァーが就任して、アレンジを手掛けており、充実のサウンドを構築。リッキー・ピーターソンの才人ぶりをあますところなく伝えている。

 

トラックリスト:
1. DROP SHOT (Michael Bland, Paul Peterson, Ricky Peterson)
2. FEEL SO BAD (James Johnson & Leslie Temple)
3. SNAKES (Marcus Miller)
4. I´VE GOT NEWS FOR YOU (Roy Alfred)
5. DO FOR LOVE (Bobby Caldwell & Alfons Fernando Kettner)
6. THANK YOU FOR LETTING ME BE MYSELF (Sly Stone)
7. FULL HOUSE (David Sanborn & Marcus Miller)
8. SEXY MF (Prince, Anthony Mosley, Levi Seacer Jr.)

1,2,5 arranged by Ricky Peterson & Michael Nelson and orchestrated by Bob Mintzer
3,4,6,7 & 8 arranged by Bob Mintzer

メンバー:
Ricky Peterson_Hammond B3; vocals, Bob Mintzer (conductor & arranger),Paul Peterson_(electric bass; background vocals on Do For Love),Bruno Müller (guitar; background vocals on Do For Love),Gene Lake (drums; percussion on Do For Love & Feel So Bad),Patty Petrerson_(background vocals on Feel So Bad)
WDR Big Band Cologne:
Trumpet: Wim Both, Rob Bruynen, Andy Haderer, Ruud Breuls, John Marshall
Trombone: Ludwig Nuss, Andy Hunter, Shannon Barnett
Bass Trombone: Mattis Cederberg
Sax: Johan Hörlen (alto), Karolina Strassmayer(alto), Olivier Peters (alto), Paul Heller (alto), Jens Neufang (baritone)
Produced by Joachim Becker & Ricky Peterson for WDR Broadcast

 

リッキー・ピーターソンを聴く名作3選

Ricky Peterson /Smile Blue

1991年にベン・シドランのレーベル、GO JAZZからリリースされたセカンド作。90年代初頭の最高のコンテンポラリー・サウンドが全開。またリッキー得意のヴォーカルもフィーチャーされ、1曲目のジャズ・スタンダードをAOR化した“グッドバイ”や3曲目のボビー・コールドウェルの代表曲“風のシルエット”名カヴァーは必聴。

 

David Sanborn/ Upfront

リッキー・ピーターソンのハモンドB3オルガンのプレイがサンボーン・バンドに独特のカラーをもたらしていた1992年の傑作。プロデュースはマーカス・ミラー。1曲目“スネイクス”のアッパーなグルーヴ、そして4曲目“フル・ハウス”でのシャッフルの爽快なビート、ラストの意外なオーネットのファンキー・カヴァーなど聴きどころが多い。

 

David Sanborn ‎/ Hearsay

『アップフロント』に続く、マーカス・ミラー・プロデュースのサンボーンのファンキー路線の1994年の人気作。国内盤はボーナス・トラックに当時缶コーヒーのCMでオンエアされた“我が心のジョージア”を収録。ここでのリッキー・ピーターソンのオルガンはどこか都会的なアプローチで、サンボーンの歌心あふれるサックスを盛り上げる。

 

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年06月29日 14:00