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11種のベースを駆使したコンテンポラリー・ジャズ・サウンド炸裂!テクニカル・ベーシスト、ブライアン・ブロンバーグ(Brian Bromberg)の2年振り注目作

ブロンバーグ自身、“長年にわたって創りたかったアルバム”という2年ぶりの注目作『Thicker Than Water』。

 

前作『Full Circle』はジャズ・ベーシストとして原点回帰となるスウィンギ―なアコースティック・ジャズ・プロジェクトであったのと好対照に、今回は、コンテンポラリー・ジャズ・サウンド炸裂の、ブロンバーグの様々なキャリアをギッシリ詰め込んだような豪華作品。注目なのはブライアンがアップライト・ベース、エレクトリック・ベースを11種類使い分けて弾きまくっている、“ベース度100%”な内容であるところ。

参加メンバーは、ランディ・ブレッカー(tp)をはじめ、マリオン・メドウズ、ナジー、エヴァレット・ハープ、ブランドン・フィールズ、ゲイリー・ミークといった実力派フュージョン系サックス奏者たち、そしてブライアン・シンプソン(key)、ポール・ジャクソン・Jr(g)らも華をそえる。また、最晩年のジョージ・デューク(key)の演奏を収録したナンバーも聴きどころ。

楽曲はバラエティに富んだオリジナル曲で、全編洗練されたフュージョン・テイストに溢れ、ファンキーなナンバーから、ベースのサウンドを最大限に引き出したバラード・ナンバーまで、1曲1曲がトップ・ベーシストならではの音楽性が反映された出来になっており聴きごたえ十分。

録音は南カリフォルニアの自宅スタジオにて行われた。ブライアン・ブロンバーグというアーティストの個性が詰め込まれた力作。

トラックリスト:
1. Is That The Best You Can Do? (5:36)
2. Minneapolis, 1987 (5:59)
3. Thicker Than Water (6:32)
4. Coupe de Ville (Intro) (1:27)
5. Coupe de Ville (6:05)
6. Changes (3:27)
7. Trials And Tribulations (7:46)
8. It’s Called Life (Intro) (2:12)
9. It’s Called Life (For Mom) (6:00)
10. Uh-Huh (7:07)
11. Your Eyes (5:58)
12. Land Of The Rising Sun (6:35)
13. A Familia (2:13)

ブライアン・ブロンバーグのベースを堪能する4選

Full Circle

2016年にリリースされたブライアン・ブロンバーグのジャズ回帰作。いまやアコースティック、エレクトリックの両刀使い名人のブライアンもその音楽の出発点はジャズ。19歳の時にスタン・ゲッツのバンドのツアーに参加し、現在にいたるキャリアの始まりとなった。そんなルーツを自身の中で再び表現しようとした一作。ドラマーだった父ハワードとの時空を超えた共演も含むパーソナルなアルバム。

 

ウッド

2001年にキングレコードの“低音”シリーズでリリースされたブライアン・ブロンバーグの究極のウッドベースのプレイが聴ける衝撃作が2017年に初LP化。ベースの低音のリアリティあふれるサウンドを2枚のLP(33回転)に収録し、その脅威の低音が堪能できる、オーディオ・ファイル向けの逸品。国内プレス、完全限定生産盤。

 

JBプロジェクト/BROMBOⅢ!!!

カシオペア3rdでの活躍でも知られ、「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた人気ドラマー、神保彰とブライアン・ブロンバーグが組んだJBプロジェクト。2003年にファースト作、2004年にセカンド、そして2017年、再始動により完成したサードが本作。二人のオリジナルに加えハンコック、ジャコ、イーグルスのナンバーのカヴァーもあり。また二人の完全デュオは9曲目!

 

Jeff Lorber ,Chuck Loeb他/BOP

フュージョン界の実力派プレイヤーたちが、独自のコンテンポラリーなアレンジでジャズ・スタンダードに挑んだ2015 年作。ジェフ・ローバー(key)とチャック・ローブ(g)が中心となったプロジェクトで、ハーヴィ・メイソン(ds)、ランディ・ブレッカー(tp)、エリック・マリエンサル(as)らが参加した豪華作。ベースはブライアン・ブロンバーグをメインに、ゲストにジョン・パティトゥッチの名も。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年07月06日 14:30