ベルカント・テノール、ファン・ディエゴ・フローレスのラテン音楽へのオマージュ『ベサメ・ムーチョ』

[JuanDiegoFlorezVEVO 公式チャンネルより]


[Sony Classical 公式チャンネルより]

「キング・オブ・ハイD」として君臨するスーパー・ベルカント・テノール、ファン・ディエゴ・フローレス。1996年、ペーザロのロッシーニ・フェスティヴァルで、抜きんでたテクニックと張りのある美しい声を披露して衝撃的なデビューを飾り、「颯爽としたテノール、ベルカント・オペラの王」とニューヨーク・タイムズで絶賛されてから20年以上、第一線で世界的な活動を続けています。

ソニー・クラシカルからの2枚目のアルバムとなる本作は、ペルー出身の彼として、その音楽的原点となったラテン音楽へのオマージュを歌い上げています。フローレスのお国ものというべき南米のポピュラー・ソングを歌ったもので、オペラ・アリアでは究極のテクニックを駆使したリリック・テノールで聴き手を圧倒してきていましたが、今作では情感たっぷりの歌唱で、いかにも楽しんで歌っている様子。ノーブルな彼らしい魅力あふれるアルバムです。
（ソニーミュージック）

『ベサメ・ムーチョ』
【収録予定曲】
1. Bésame mucho
2. El tamalito
3. Sombras
4. Aquarela do Brasil
5. Cucurrucucú paloma
6. La pollera colorá
7. Caballo viejo
8. Amanecí entre tus brazos
9. Sólo le pido a Dios
10. Contigo en la distancia
11. José Antonio
12. La malagueña
13. Guantanamera
14. Cuando llora mi guitarra
15. Canción con todos
16. Si vas para Chile
17. Volver
18. El yerberito moderno

【演奏】
ファン・ディエゴ・フローレス（テノール）
Jonathan Bolívar, Carlos Ayala, Jairo Morales （guitar）
Carlos Pino Quintana（contrabass）
Pablo Rojas（piano）
Algy Ing（bandoneon）
Leonardo Parodi, Ismael Barrios, Gustavo Ovalles（percussion）
Laura Valbuena（clarinet）
Dominik Fuss（trumpet）
Jairo Morales（cuatro）
Eldis la Rosa（flute）
Marco da Costa（cabaquinho）
Matheus Jardim（pandeiro, tamborin, shakers）
Rolando Cruz（guitarrón）
【録音】
2017年9月11-27日、ウィーン、カジノ・バウムガルテン