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マック・ミラー(Mac Miller)、サンダーキャットやジ・インターネットなど豪華ゲストが参加したアルバム『Swimming』

Mac Miller

2011年にインディーからリリースしたデビュー・アルバム『Blue Slide Park』がイキナリの全米アルバム・チャート1位を獲得し、白人の男性ラッパーとしてエミネムに続く存在として高い評価を受けている米ピッツバーグ出身のMC、マック・ミラー。アルバム・デビューの年に発表した楽曲「ドナルド・トランプ」が2016年のアメリカ大統領選挙に際して再ヒットしたり、歌姫アリアナ・グランデとの交際で話題を集めたりと何かと注目の存在となっていた彼が、待望の新作を発表した。

全米初登場2位を記録した2016年発売の前作『THE DIVINE FEMININE』は、当時交際していたアリアナ・グランデをはじめ、ケンドリック・ラマー、アンダーソン・パークら超豪華アーティストが参加したことでも話題を集めたが、今作でも様々なアーティストがフィーチャーされている。まずは、アルバム発売のタイミングで発表された全米ツアーで共に回るTHUNDERCAT。他にも、The Internetのスティーヴ・レイシーにシド・ザ・キッドやJ.コール、ジョン・メイヤー、Blood Orangeことデヴ・ハインズ、デイム・ファンクやスヌープ・ドッグ、そしてジョン・ブライオンなど、幅広い音楽性を持つ面々がクレジットに名を連ねている。

先行シングルとして「Small Worlds」、「Self Care」の2曲のミュージック・ビデオ公開されているが、アルバム全体を通し、ファンクやソウルの影響を強く感じさせるサウンドが溢れている。それが特に良く表れているのが、モダン・ファンクの伝道師、デイム・ファンクがプロダクションとキーボード、THUNDERCATがベース、そしてPOMOがプロデュースを担当する「What's the Use?」だろう(ちなみに、この曲にはシド・ザ・キッドやスヌープ・ドッグもヴォーカルで参加している)。一方歌詞は、成功を掴みながらも、決して順風満帆だったとは言えない彼のここ数年の人生を察することができそうな、パーソナルで示唆に富んだリリックとなっている。

誤解されがちな若いラッパーから、ミュージック・シーンを席巻する存在へと成長したマック・ミラー。これまでリリースしたアルバム全てが全米アルバム・チャートのTOP5に初登場している彼が、ジャンルを股に駆けたホンモノのアーティストとしての真価を表した最新作、それが『SWIMMING』なのだ!

 

【収録曲】
01. Come Back To Earth
02. Hurt Feelings
03. What's The Use?
04. Perfecto
05. Self Care
06. Wings
07. Ladders
08. Small Worlds
09. Conversation Pt. 1
10. Dunno
11. Jet Fuel
12. 2009
13. So It Goes

 

タグ : ラップ/ヒップホップ

掲載: 2018年08月23日 10:33