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デッド・レター・サーカス(Dead Letter Circus)、Rise Records移籍第一弾アルバム

Dead Letter Circus

オーストラリアのブリスベンで産声を上げたロック・アクト、デッド・レター・サーカス。ポスト・ハードコアやモダン・ヘヴィネスを融合させたアグレッシヴなサウンドに、アンビエントな空気感を生み出すエレクトロニック・サウンドを取り入れ、そこに痛みすら感じさせる叙情性に満ちたメロディ・ラインを吐き出すそのスタイルで、地元オーストラリアで絶大な人気を誇る彼らが、Rise Records移籍第一弾となる最新作『DEAD LETTER CIRCUS』を完成させた!

2004年に活動をスタートさせ、2枚のEPやシングルなどを発表、地元オーストラリア最大のラジオ・ステーション、Triple Jの強いサポートもあり、アルバム・デビュー前ながらBIG DAY OUTを含むオーストラリアの数々のフェスに出演、クラブ・ショウなどで全豪をサーキットするなど精力的かつ草の根的な活動を続け、着実にファン・ベースを築き上げていった。2010年に待望のデビュー・アルバム『THIS IS WARNING』をリリース、デビュー作にして全豪アルバム・チャート1位を獲得、その名を一気にオーストラリア全土に轟かせる事となった。2013年にはセカンド『THE CATALYST FIRE』(全豪チャート2位)を、2015年には『AESTHESIS』(同じく全豪チャート2位)を発表、オーストリアリア・ロック・シーンにデッド・レター・サーカスありとその名を轟かせることとなった。

2017年にはデビュー・アルバム発表前の音源をセルフ・カヴァーした企画的作品『THE ENDLESS MILE』を発表、それに続く通算5作目(オリジナル・アルバムとしては4作目)として完成させたのが、この『DEAD LETTER CIRCUS』だ。Forrester SavellとMatt Bartemをプロデューサーに迎え、ゴールド・コーストにあるStudio Circuitでレコーディングを行なった今作では、今までのデッド・レター・サーカスのサウンドにあったエレクトロの要素が減り、オーガニックなロック・サウンドと、曲の中に何度も現れる巨大かつ特徴的なフック・パートが、別の意味での深みと広がりを感じさせてくれるサウンドを聴かせてくれている。

キム・ベンジーのあの痛みすら感じさせる叙情的なヴォーカル・ワークはより研ぎ澄まされ、以前からもサウンドの中で片鱗を見せてきた、U2的なギター・リフも大胆にフィーチャーしており、単に「新世代ポスト・ハードコア・アクトの代表格」という言葉だけでは語り切れない程の音像と存在感を感じさせてくれるアルバムだ。モダン・ヘヴィネスをさらに一歩先へ推し進めたかのようなサウンドを聴かせてくれるこのデッド・レター・サーカス、今こそチェックしておくべきアーティストなのだ。

 

【収録曲】
01. The Armour You Own
02. The Real You
03. Change
04. Running Out of Time
05. We Own the Light
06. Heartline
07. Ladders for Leaders
08. Trade Places
09. Say It Won't Be Long
10. Home

 

タグ : PUNK/EMO ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2018年09月03日 11:46