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『激ロック』スペシャルコーナー【9月レコメンドアイテム】

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GOOD CHARLOTTE / 『Generation Rx』
GENRE:POP PUNK, ROCK

若者にパワフルなバンド・サウンドと温かなメロディでエールを送る
時代を超越したポップ・パンクの魂がここに!

BLINK-182やONE OK ROCKなどの楽曲に携わり、前作のエンジニアでもあるZakk Cerviniを共同プロデューサーに迎えたニュー・アルバムは、精神的なものとしてのパンク・ロックを体現する彼らの哲学を表現した作品になった。困難な状況や心の葛藤と戦う人々を描きながら、その視点は実に人間的で温かい。そして、全体を彩る迫力のあるバンド・サウンド、リリックを丁寧に紡ぐ美しいメロディがある。そこには、バンドの20年の軌跡と、彼らにしか語れない現代の若者への真摯なメッセージが詰まっているのだ。それは彼らが、仲間に感謝しつつ、大人になったことを言い訳にやりたいことから逃げずに、前に進み続けてきたことを示している。今作は“Generation Rx=処方箋が必要な若者たち”に寄り添い、力づける1枚だ。

山本 真由【ライター推薦】

 

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ALICE IN CHAINS / 『Rainier Fog』
GENRE:GRUNGE, HEAVY ROCK, METAL

地元シアトルへの想いを込めた約5年ぶり最新作!

グランジ・シーンで異彩を放つALICE IN CHAINSが、Layne Staley(Vo)の亡きあと、William DuVall(Vo/Gt)を迎えた現体制で完成させたアルバムもついに3作目。「The One You Know」、「Red Giant」といった重々しいリフの楽曲はもちろん、「Maybe」などではバンドの新たな武器と言える、WilliamとJerry Cantrell(Gt/Vo)が織り成す退廃的ながら美しいコーラス・ワークも発揮されている。グランジ勃興の地である地元シアトルを見守る“レーニア山”の名を冠し、3rdアルバムと同じスタジオで約20年ぶりに録音されたという本作は、Kurt Cobain(NIRVANA/Vo/Gt)、Chris Cornell(SOUNDGARDEN/Vo/Gt)、そしてLayneら友人たちの死と向き合いながら、それでも前へ進んでいくという強い意志が感じられる1枚になった。

菅谷 透【ライター推薦】

 

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BURY TOMORROW / 『Black Flame』
GENRE:POST HARDCORE

UKポスト・ハードコアの代名詞 BURY TOMORROW
バンドの王道を貫くニュー・アルバムが日本盤でリリース!

プロデューサーにUKプログレッシヴ・メタル・バンド、SIKTHのDan Weller(Gt)を迎えてレコーディングされたニュー・アルバム。変幻自在なギター・リフの中にキャッチーさが光る「My Revenge」や、壮大なスケール感のある「Overcast」など多彩な楽曲を揃えつつも、密度の濃い10曲にやりたいことを詰め込んだ。愚直にクサいくらいの王道ポスト・ハードコア・サウンドで勝負し続け、それでいて聴く者を飽きさせない、生々しく勢いのあるサウンドを追求している彼らの存在は、清々しくもありフレッシュだ。今作は、メロディック/ポスト・ハードコア好きはもちろん、盛り上がれる激しさも感動できるエモーショナルな歌心も同時に求める、欲張りなすべてのヘヴィ・ロック・ファンを満足させるだろう。

山本 真由【ライター推薦】

 

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OMNIUM GATHERUM / 『The Burning Cold』
GENRE:MELODIC DEATH METAL

慟哭の美旋律が天高く舞い上がる!
北欧メロディック・デス・メタルの代表格による、熟練の技が冴えわたる最新作!

本作は、Markus Vanhala(Gt)の言葉を借りるなら、“攻撃性に美的感覚も兼ね備えた超キャッチーなメロディック・メタル作品”に仕上がっている。まずインスト曲「The Burning」の壮大な幕開けから、アグレッシヴなリフとドラム、クサクサのメロディが容赦なく迫りくる「Gods Go First」の流れで勝負は決まったようなもの。完成度の高い楽曲が続くなか、ヘヴィでライヴ映えしそうな「Driven By Conflict」の導入も非常に効果的だ。薄暗く寒々しい荒涼とした大地の上で、ひと筋の希望の光が差し込まれるような「Cold」のメロディは「The Burning」と同じであり、アルバム・タイトルとの繋がりが最後に理解できるという心憎い演出も見せてくれる。結成20年を超えるベテランによる、揺らぐことのない美意識が生んだ新たな傑作。

井上 光一【ライター推薦】

 

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LIKE A STORM / 『Catacombs』
GENRE:HEAVY ROCK

メロディックなヘヴィ・ロックの中で浮遊する“ディジュリドゥ”の響き――
ニュージーランド出身の3兄弟擁する4人組が、日本に嵐を巻き起こす!

“ディジュリドゥ”というオーストラリアの先住民アボリジニの民族楽器を用いる、Brooks 3兄弟擁するLIKE A STORMが日本上陸。過去作と比べて、よりヘヴィに、そしてドラマチックに仕上がった。「Catacombs」では、ハスキーで艶のあるChris Brooks(Vo/Gt/Didgeridoo)の歌声とシャウトが冴えわたり、また「The Bitterness」のメタリックなバッキングによる疾走感から、シンガロング必至の素晴らしいサビのメロディへと雪崩れ込む展開は日本人好みであろう。そして、静と動のコントラストが実に鮮烈な7分近い大作「Pure Evil」では、彼らの思慮深さ、あるいは知性をはっきりと感じ取ることができるはずだ。彼らの生み出す独自のヘヴィ・ロックが巻き起こす嵐の中に、あなたもぜひ飛び込んでみてほしい。

井上 光一【ライター推薦】

 

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DARK MIRROR OV TRAGEDY / 『The Lord Ov Shadows』
GENRE:BLACK METAL, SYMPHONIC METAL

韓国の6人組ダーク・シンフォニック・メタル・バンドによる
“闇の支配者”をコンセプトにしたニュー・アルバム!

2003年に結成された韓国の6人組メタル・バンド、DARK MIRROR OV TRAGEDY。日本の盟友 Ethereal SinとのスプリットCDのリリースや来日経験を持つ彼らが、ニュー・アルバム『The Lord Ov Shadows』をリリースする。“闇の支配者”をコンセプトにした本作は、慟哭のトレモロで疾走するTrack.2、迷宮に入り込むような目まぐるしい展開から叙情的なパートで心揺さぶるTrack.3と、長尺ながら緊張感に満ちた楽曲が並び、ラストを飾るTrack.5ではヴァイオリンとクワイアも加わったアンサンブルでドラマチックなフィナーレを演出。“ダーク・シンフォニック・メタル”と標榜するとおり、ブラック/デス・メタルに壮大なストリングスを組み合わせ、さらにゴシックに通じるような耽美さを備えた独自の世界観にただただ圧倒される。

菅谷 透【ライター推薦】

 

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YOU ME AT SIX / 『VI』
GENRE:ALTERNATIVE ROCK

UKポップ・パンクを代表するYMA6!
ニュー・アルバムはポップでダークなダンス・ロック!

前作でポップ・パンクから完全脱皮し普遍的なロックへと進化を遂げたYMA6が、ニュー・アルバムを完成させた。変化の過渡期にあった彼らは、今作で新たなフェーズに突入。80sリバイバル・テイストもあり、2000年代初頭の踊れるロックが盛んだったUKシーンの名残もあり、ポップでダンサブルでありながら、どこか影を帯びたダークな雰囲気を持つエレクトロ・サウンドも彼らの世界観にマッチしている。都会的でコンテンポラリーなファンクネスやソウルを取り入れ、バンド・サウンドにこだわりを持ちつつも、ダンス・ミュージックの要素を最大限に利用した音作りからは、自身のアイデンティティを大切にしながら、なおかつ新機軸を打ち出したいという、彼らの強い信念と意欲が感じられる。

山本 真由【ライター推薦】

 

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CHTHONIC / 『Battlefields Of Ashura』
GENRE:SYMPHONIC DEATH METAL, MELODIC DEATH METAL

“現役国会議員”Freddy Lim率いるCHTHONIC
約5年ぶりとなるフル・アルバムをリリース!

2016年1月に行われた立法委員選挙にて見事当選を果たし、新政党“時代力量”所属の立法委員(日本の国会議員にあたる)となったFreddy Lim(Vo)率いるCHTHONIC。そんな大きな環境の変化がありながらも、台湾のトライバルなスピリットをサウンドに反映させるその手法はもちろん、アグレッシヴで壮大なサウンドは今作でも日和ることなく全力で展開している。聴くものを鼓舞するようなインストから、Track.2、Track.3とCHTHONIC節ど真ん中のトラックが続く作品序盤の段階で、疑念も余裕で吹っ飛ぶはず。LAMB OF GODよりRandy Blythe(Vo)をゲストに迎えたTrack.5、香港の民主化デモを支持して逮捕されるなど、弾圧を受け続けるアジアの歌姫、Denise HoをフィーチャーしたTrack.10など、話題性も事欠かない。

米沢 彰【ライター推薦】

 

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DEATH CAB FOR CUTIE / 『Thank You For Today』
GENRE:ALTERNATIVE ROCK, INDIE ROCK

5人体制となったDEATH CAB FOR CUTIE
絶妙なバランスの上で成立する高品質な楽曲収めた好盤!

USインディー・ロックの良心を体現しながらも、メジャー・シーンで商業的にも成功を収める、唯一無比の存在にまで成長したデスキャブの、通算9枚目となる最新作。5人体制となった彼らが新たに提示したのは、近年の作品群と比べて、いかにもUSインディー然とした素朴な雰囲気が戻ってきたような感覚を残しつつも、ギター・ロックに留まらない、エレクトロニクスを巧みにアンサンブルの伴侶とし、緻密に作り上げられたサウンド・プロダクションが、高品質なクオリティを保証する、絶妙なバランスの上で成立する楽曲群であった。Ben Gibbard(Gt/Key/Vo)による、永遠の少年性と成熟した味わいが同居した歌声と、ナイーヴで繊細な美メロ、際立ったソングライティングの妙も健在である。好盤。

井上 光一【ライター推薦】

 

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SLASH / 『Living The Dream』
GENRE:HARD ROCK, HEAVY METAL

ロックな気分になりたければこれを聴け!
“これぞアメリカン・ロック”と言うべき楽曲が目白押しのSLASH最新作!

まさかのGN'R復帰後、世界中を熱狂させた再結成ツアーの合間にも、SLASH(Gt)の心には常に自身が率いるバンドの存在があったようで、多忙を極める日々のなかで、“MYLES KENNEDY & THE CONSPIRATORS”を再び結集させ、作り上げられたのが本作だ。メロディック且つハードなナンバーも、ブルージーなバラードも、抜群の歌唱力で見事に歌いこなすMyles Kennedy(ALTER BRIDGE etc)のヴォーカルと、伝説的なSLASHのギター・ワーク、歴戦の兵たちによる安定の演奏から生まれる、“これぞアメリカン・ロック”な粒揃いの楽曲群が目白押し。時代を変える作品というわけではないが、いつの時代にも求められる音であるし、“とにかくロックな気分になりたければこれを聴け”と言わんばかりの痛快な1枚である。

井上 光一【ライター推薦】

 

【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリーマガジン、ポータルサイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライブイベント、13年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷宇田川町に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」と同じく宇田川町にあるロックファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営など、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティブ集団である。

http://gekirock.com/

タグ : PUNK/EMO ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2018年09月21日 08:54