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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.1

キース・ジャレット『ザ・ケルン・コンサート』(1975)

KOLN

キース・ジャレット(p)
1975年1月24日、ケルン、オペラ劇場にてライヴ録音

曲目:
1. ケルン、1975年1月24日 パートI
2. ケルン、1975年1月24日 パートIIa
3. ケルン、1975年1月24日 パートIIb
4. ケルン、1975年1月24日 パートIIc


【アルバム紹介】
1.ピアノの演奏のみならず、その「響き」の余韻に浸って聴くライヴ・アルバム
2.すべてが完全即興演奏(曲名らしいものはない)
3.実は、ライヴは最悪の状況下で行われていた?!

数あるキース・ジャレットのソロ・ピアノ・アルバム中、超人気盤であり、ジャズ史の中でもロングセラーを誇る大名盤。
本作をリリースしたドイツのECMレーベルは音に関して一貫したポリシーがあり、その“透明感”に満ちたサウンドは「沈黙の次に美しい音」(The Most Beautiful Sound Next To Silence)と呼ばれ、多くのファンに愛されています。
その美しいまでの響きとイマジネーションに満ちたインプロヴィゼ―ションを展開するキース・ジャレットのピアノは聴いているこちらがどんどん引き込まれてしまいそうで、紡ぎだされるメロディや偶発的なハーモニーの連続が至高の時間をもたらしています。ピアノの響きとともに、そのたっぷりとした余韻(エコー感)もその音楽の一部であると考えて聴くと、より本作が楽しめます。
曲目をみていただくとお分かりの通り、曲名らしいものはなく、当日完全即興演奏で行われたパフォーマンスの記録ゆえ、曲名は年月日とパート表記しかなく、発売当時は2枚組のLPでリリースされました。
ここでの音楽はジャズ史においても、誰もが絶賛する最高の演奏です。しかし、実際には当初予定されていたグランド・ピアノが用意されていなかったり(調律の不備のせいで、中低音域での演奏を余儀なくされた)、キース自身も前公演開催地から不眠の中での移動で体調もすぐれない中、演奏が始まったのは23時ごろからだった、という意外なエピソードでもよく知られています。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
この伝説の始まりを告げる“1975年1月24日 パートI”の冒頭部分。

この箇所は、過去に車のCMにも使われました。即興とはいえ非常にキャッチーであり、ここだけで十分本作の世界観を伝えています。冒頭1分程度までのメロディをそらで歌えるぐらい聴いて覚えてしまえば、その後続いていく60分を超える“壮大な即興演奏によるストーリー”がリアルに体験できます。

SHM-CD国内盤(一般普及盤)

 

SA-CD HYBRID国内盤(世界初SA-CD盤)

 

輸入盤(昔からの大定盤)

 

輸入盤LP

タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2018年11月09日 13:30