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ホアキン・アチューカロの新録音は“24の前奏曲”を含むショパン作品集!

アチューカロ

日本語帯付き・解説付き!スペインの名ピアニスト、ホアキン・アチューカロ最新録音

スペインが生んだ名ピアニスト、ホアキン・アチューカロ。彼はその演奏活動でショパンも重要なレパートリーとして取り上げてきていましたが、その録音は多くありませんでした。ここで24の前奏曲を軸としたショパン作品集の登場です。

―確かに私は、《前奏曲集》を録音するまでにずいぶんと長い歳月を必要としました。しかしそれは、この曲集を完全に“自分のものにした” という実感を求めていたからです。いうなれば《前奏曲集》が自分の潜在意識に染み込むまで、待ち続けたのです。それは、誰かと友情を育むことと、どこか似ているのかもしれません。いずれにせよ、録音スタジオの扉を開ける準備が整ったのです。レコーディングは、じつに幸せな体験でした!―と語るアチューカロ。

ショパンがそれぞれの楽曲に込めた精神の動きを、もらさず再現しています。他にも幻想即興曲での中間部の歌など、これまでのショパン観が覆されるような演奏。名手アチューカロによるショパン、注目です。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ショパン:
24の前奏曲 Op.28(全24曲)
前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
前奏曲 変イ長調(遺作)
幻想即興曲 嬰ハ短調(遺作)
夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9-2
夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作)
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
【演奏】
ホアキン・アチューカロ(ピアノ)
【録音】
2017年9月7-8日、オックスフォード(聖ステファンの家)

<ホアキン・アチューカロ(プロフィール)>
1936年ビルバオ生まれ。ビルバオにて弱冠13歳でモーツァルトのピアノ協奏曲K.466を弾き、演奏会デビューを果たす。やがて1959年5月にリヴァプール国際コンクールで第1位に輝くまでに、ホアキン・アチューカロはいくつもの決定的な出会いに恵まれた。マドリードでホセ・クビレスに師事。その後、シエナ・キジアーナ音楽院のグイド・アゴスティの指導を受け、ヴァルター・ギーゼキング、ニキタ・マガロフ、ブルーノ・ザイドルホーファーらのもとでも研鑽を積んだ。そしてリヴァプール国際コンクールでの優勝を機に、世界の檜舞台に立ったアチューカロは、早くも1960年に、トリエステでシューマンのピアノ協奏曲の独奏を務め(指揮はデビュー直後のクラウディオ・アバド)、ドイツで初リサイタルを行っている。以後、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団など世界中のオーケストラと、ロマン派から20世紀前半までの協奏曲レパートリーを中心に、共演を重ねている。ズービン・メータは「この音を出せるのは、彼以外にはルービンシュタインしかいない」とアチューカロを称え、サイモン・ラトルからは「彼のような音をピアノから引き出すことができるのは一握りの音楽家だけである」と絶賛された。アチューカロ自身は、「生涯にわたって、歌を暗示し想起させるようなピアノの音を探求してきた」と述べている。ピアノ演奏法の継承にも熱意を注ぐアチューカロは、数年前からテキサス州ダラスの南メソジスト大学で後進の育成に励んでいる。

<ホアキン・アチューカロ、2019年1月来日スケジュール>
読響第213回土曜マチネシリーズ
2019年1月12日(土)14時 東京芸術劇場
2019年1月13日(日)14時 東京芸術劇場
山田和樹(指揮)読売日本交響楽団
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調ほか

2019年1月15日(火)19時 武蔵野市民文化会館(小ホール)
モンポウ:前奏曲ほか

2019年1月19日(土)18時 名古屋/宗次ホール
ショパン:24の前奏曲/モンポウ:前奏曲ほか

2019年1月21日(月)19時 東京文化会館小ホール
ショパン:24 の前奏曲、アルベニス:グラナダほか

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年11月20日 00:00