マリオッティ&トリノ王立歌劇場によるヴェルディの“歌劇「第一回十字軍のロンバルディア人」”
[Dynamic opera and classical music 公式チャンネルより]
映像作品は日本語字幕付き
11世紀後半、第1回十字軍にまつわる史劇。美女ヴィクリンダを巡り激しく争う兄アルヴィーノと争う弟パガーノ。兄を殺そうとしてミラノから追放されたパガーノは、罪を許されて街に戻るも兄への復讐心がとまらず、間違えて父を殺害してしまい再度追放の身に。その頃兄アルヴィーノは十字軍の主将として戦いの真っ最中。彼とヴィクリンダとの間に生まれた娘ジゼルダを敵国に略奪されてしまいましたが、実はジゼルダは敵国の王子オロンテと恋仲に。激戦の末、オロンテを失ったジゼルダの前に現れた謎の隠者は…。
ヴェルディの《第一回十字軍のロンバルディア人》は、11世紀ミラノを舞台に、圧政からの民族解放とローマ貴族の兄弟の確執を描いた重厚な物語。しかし作品に込められた政治批判や宗教的なテーマが問題視され、ミラノの枢機卿がオーストリアの司政官に訴えるなど上演に至るまで様々な問題が沸き起こりましたが、当時の警視総監がヴェルディに味方したことで1843年にミラノで上演が実現、大好評を得ました。
残念ながら現代ではあまり上演されることのない作品ですが、プララフェーラ演出による2018年のこの上演は、時代の様式に沿った美しい装置、衣装を用いることで11世紀のミラノを忠実に再現。色彩と光の陰影を巧みに使い素晴らしい効果を上げています。
指揮者マリオッティは作品の持つパワーと情熱を表現、ベテラン歌手エスポージトをはじめとした歌手たちも熱演を繰り広げています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ヴェルディ(1813-1901):歌劇《第一回十字軍のロンバルディア人》4幕
テミストークレ・ソレーラ:台本
トマソ・グロッシの同名叙事詩:原作
【演奏】
アルヴィーノ…ジュゼッペ・ジパーリ(テノール)
パガーノ…アレックス・エスポージト(バス・バリトン)
オロンテ…フランチェスコ・メーリ(テノール)
ジゼルダ…アンジェラ・ミード(ソプラノ)
ヴィクリンダ…ラヴィニア・ビーニ(ソプラノ)
ピッロ…アントニオ・ディ・マッテオ(バス)
ソフィア…アレクサンドラ・ザバラ(ソプラノ) 他
ミケーレ・マリオッティ(指揮)
トリノ王立歌劇場管弦楽団
トリノ王立歌劇場合唱団
(合唱指揮…アンドレア・セッキ)
ステファノ・ギィ・ルカ(装置)
フェルナンド・ルイス(衣装)
フランコ・マッリ(照明)
【収録】
2018年4月、トリノ王立歌劇場
収録時間:141分
音声:イタリア語歌唱
ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
字幕:日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語
画面:16:9
REGION All(Code:0)
Blu-ray…2層 50GB 1080i HighDefinition
収録時間:141分
音声:イタリア語歌唱
ステレオ2.0/DD5.1(DVD)
字幕:日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語
画面:16:9
REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年12月28日 00:00