フルニエの初出ライヴ!マーカルとのドヴォルザーク、シュナイダーハンとの二重協奏曲
ついに発見!
フルニエのドヴォルザーク後年のステレオ・ライヴ!
カップリングは極めつけ!
シュナイダーハンとのドッペル・コンチェルト!!
何れもクラウス・フォン・ビスマルク・ザール、ケルンにおけるライヴ録音
チェロの貴公子、今なお人気の高い巨匠ピエール・フルニエ(1906-1986)の蔵出しライヴ。決定盤の誉れ高いセル+ベルリン・フィルとのスタジオ録音(1962年)から10年が経過。円熟味と風格をさらに増したフルニエが語り尽くします。究極の名曲、究極の名演。華やかな香りの漂うフルニエの音色。どこまでも上品さを失わず、同時に熱く燃え上がる理想的なフォルム。若き日の巨匠マーカルが三歩下がって師の影を踏まずを実践する謙譲の美徳で伴奏していて頭が下がります。ブラームスの二重協奏曲は、フルニエの愛奏曲。何とフランチェスカッティ+ワルターとの共演盤よりもこちらの方が後年の演奏となります。ウィーンのヴァイオリニスト、切ないほどに感じまくるシュナイダーハンとのコンビネーションが聞き物。血沸き肉躍る名演に仕上がっております。ドホナーニのエッジの鋭い辛口なバトンは若き日から見事なものです。2019年現在、90歳を超えても元気に指揮台にあがる巨匠もCD化を快諾。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付
(東武ランドシステム)
今回の新発見ライヴがフルニエ、シュナイダーハンの同曲録音にとって、何番目にあたるかを下記にまとめしました。
(未発表録音、海賊盤を除く)
【参考1】フルニエのドヴォルザーク録音
(1) 1945年 チェリビダッケ&ロンドン・フィル(Pearl)
(2) 1948年 クーベリック&フィルハーモニア管(Testament)
(3) 1954年 クーベリック&ウィーン・フィル(Decca)
(4) 1956年 イッセルシュテット&北ドイツ放送響(Tahra)
(5) 1959年 セヴァスチャン&チェコ・フィル(Dante)
(6) 1962年 シェルヘン&スイス・イタリア語放送管(Tahra)
(7) 1962年 セル&ベルリン・フィル(DG)
(8) 1962年 セル&ケルン放送響(Medici)
(9) 1967年 ケルテス&ルツェルン祝祭管(Audite)
(10)1972年 マーカル&ケルン放送響(当録音)
(11)1973年 デイヴィス&BBC響(BBC)
(12)1974年 チェリビダッケ&フランス国立放送管(Altus)
【参考2】フルニエのブラームス:二重協奏曲録音
(1)1955年 フランチェスカッティ(ヴァイオリン)モントゥー&ロイヤル・フィル(ICA)
(2)1955年 フランチェスカッティ(ヴァイオリン)サージェント&BBC響(BBC)
(3)1956年 オイストラフ(ヴァイオリン)ガリエラ&フィルハーモニア管(WC)
(4)1959年 フランチェスカッティ(ヴァイオリン)ワルター&コロムビア響(SC)
(5)1964年 シュナイダーハン(ヴァイオリン)ドホナーニ&ケルン放送響(当録音)
【参考3】シュナイダーハンのブラームス:二重協奏曲録音
(1)1949年 マイナルディ(チェロ)フルトヴェングラー&ルツェルン祝祭管(M&A)
(2)1957年 マイナルディ(チェロ)ベーム&ウィーン・フィル(Orfeo)※
(3)1961年 シュタルケル(チェロ)フリッチャイ&ベルリン放送響(DG)
(4)1964年 フルニエ(チェロ)ドホナーニ&ケルン放送響(当録音)
※ 他に(2)と同じ顔合わせによる1956年、1962年録音とする非正規盤が出ています。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)
【曲目】
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調Op.104
(2)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲Op.102
演奏タイミング:
(1)[14:40][11:26][11:48]/(2)[16:45][7:32][8:36]
【演奏】
ピエール・フルニエ(チェロ)
(2)ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
(1)ズデニェク・マーカル(指揮)ケルン放送交響楽団
(2)クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)ケルン放送交響楽団
【録音】
(1)1972年10月13日ステレオ録音、(2)1964年9月18日モノラル録音
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年02月13日 15:00