名女流デ・ヴィート引退直前のブラームス:ヴァイオリン協奏曲!貴重な1961年ライヴ!
イタリアの女流ヴァイオリニストの中でも女王と呼ぶに相応しいジョコンダ・デ・ヴィートのブラームスが登場。十八番中の十八番で複数の録音が遺されておりますが、これは活動最後期、引退の前年のライヴ。熱くうねる様な濃―い演奏。晦渋なブラームスとは一線を画す南欧的ロマンとメランコリズムを隠そうとも致しません。伴奏のカラチオーロは、ローマ聖チェチリア音楽院でモリナーリに学んだイタリア指揮界の王道を行く名指揮者。1949年から最晩年までRAIナポリ・アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団を率いました。歌劇場を活動のメインとする指揮者が多いイタリアで、管弦楽団の指揮に重きを置いた珍しい存在。伴奏に長じ、ウルサ型のミケランジェリとも度々共演しております。かつてイタリア国営放送は各地に放送交響楽団を持っておりましたが、ナポリの当楽団は残念ながら今や消滅しました。
(ミューズ貿易新社)
【曲目】
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
【演奏】
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
フランコ・カラチオーロ指揮
RAIナポリ・アレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団
【録音】
1961年7月2日ライヴ(モノラル)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年02月15日 00:00