スラットキン&デトロイト響の華麗なサウンド!コープランド“バレエ音楽「グローグ」、「ビリー・ザ・キッド」”
1922年秋、コープランドは友人とともに映画を見に行きました。上演されたのはドイツで人気のあったホラー作品「吸血鬼ノスフェラトゥ」。この魔力を持った吸血鬼を主人公にした映画に魅了されたコープランドは、バレエ音楽「グローグ」を作曲。50曲ほどの中から最終的に6曲が選ばれ、この組曲となりました。幻想的な雰囲気を持ったこの作品を気に入ったのは作曲家のオリヴァー・ナッセンで、彼はこの曲を1992年と翌93年に演奏、作品の真価を広く知らしめることになりました。
もう1曲の「ビリー・ザ・キッド」は1930年代のコープランドにおける代表的作品。19世紀に存在した無法者の生涯が描かれたアメリカ初の本格的なバレエです。通常は組曲版として演奏されますが、このアルバムでは完全版を収録。
スラットキン率いるデトロイト交響楽団が華麗なサウンドを高らかに歌い上げます。
(ナクソス・ジャパン)
『コープランド:バレエ音楽「グローグ」、「ビリー・ザ・キッド」』
【曲目】
コープランド(1900-1990):
バレエ音楽「グローグ」[1幕のバレエ(1925)]
1.序奏と行列-グローグの入場
2.思春期のダンス
3.アヘン吸いたちのダンス(ジャズの幻影)
4.通りを行く人のダンス
5.グローグは死者たちの嘲笑を思う
6.光があたりグローグが消滅する
バレエ音楽「ビリー・ザ・キッド」[バレエ完全版(1938)]
7.序曲:はてしない大平原
8.開拓者の街の通り
9.メキシコのダンスとフィナーレ
10.大平原の夜(夜のカードゲーム)-ビリー、カードでギャレットをだます-口論となる
11.銃撃戦-ビリー、ギャレットに捕えられる
12.祝賀会
13.刑務所のビリー- 刑務所警備隊の殺害と脱出
14.砂漠のビリー:ワルツ
15.ビリーの死
16.ビリーの葬儀-メキシコは喪に服す
17.はてしない大平原、再び
【演奏】
レナード・スラットキン(指揮)
デトロイト交響楽団
【録音】
2014年10月23-25日…7-17
2014年11月28-30日…1-7
オーケストラ・ホール、デトロイト、USA
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年02月22日 00:00